鍛え具合の黄金バランスを女子に聞きました！「一流のカラダ」とは何ぞや？座談会
明日から自信がつく！一流のカラダ作り［読本］
筋肉モリモリ、胸毛ボーボー、Get Wildなゴリマッチョが持て囃されたのは遠い昔の物語。じゃあ今ウケるカラダって何なのさ？っつーところを、カラダ作りの基本たる「トレーニング」「食事」「睡眠」の三本柱で再定義。“Get Mild”な一流ボディの作り方を、その道の一流に教わってきました！
Sleep（睡眠）＋Eat（食事）＋Training（トレーニング）のセットで決まるッ！
まずは一流のカラダの正体を知るべし！
といっても何を目指せば良いのやら……なあなたのために女子に聞いた
一流のカラダとは何ぞや？【座談会】
「一流のカラダ」とはどんなものか？ 最初にはっきりさせておこうじゃないのってことで、ヘアメイク、ファッション関係、ダンサーという体作りに一家言ある女性陣に意見を聞いてみました。
集まってもらったのはこの3人!!
ダンサー・振付師 Suzuyakaさん
ダンサーとして嵐のMVや青山テルマさんのライブなどへ出演するほか、EXILEなど名だたるアーティストの振り付けを担当。推しはウーバーワールドのタクヤさん。
ビームス マーケティング本部 渡邊かれんさん
ビューティ＆ウェルネスブランドb/beaut BEAMS等の宣伝を担当。すっと伸びた姿勢は、幼少期からのクラシックバレエの賜物だ。推しは藤井風さんと役所広司さん。
ヘアメイク 本條愛奈さん
ヘアメイク、美容家、芸人という3つの顔を持つ才人。最新美容事情に詳しく、本特集の監修も担当。1児のママでもあり、現在は子育てにも奮闘中。推しはオダギリジョーさん。
筋トレしてる人は素敵だけどやり過ぎはちょっと……
鍛えるだけじゃだめなのか!?
本條 「一流のカラダ」って聞くとムキムキのゴツイ体をイメージしがち。でも、実際「やり過ぎはちょっと」っていう女性も多いんじゃない？
suzuyakaさん（以下S） よくムキムキの人を「ゴリマッチョ」なんて言うけど、筋肉がデカけりゃいい、というものでもないですよね～。
渡邊 私はゴリマッチョの人を見ると「がんばってるんだ！」と尊敬しちゃう一方で、圧力を感じることも。電車で隣に座っちゃうと、その人の三角筋で肩が押されたりして（汗）。
本條 そういう人って筋肉アピールが強い人が多い気がする。初対面だと「すごい筋肉ですね！」とか、体に触れざるをえなくなるのがしんどい（笑）。
Ｓ とはいえ、ガリガリ過ぎも頼りないですし。結局、バランスなんですよね。鍛えている男性の体を細マッチョとゴリマッチョに分けて、両者の間のどのあたりに位置するか。女性の大多数が好感を持つ“ちょうどいいマッチョ”ってあると思います。
本條 ちょうどいいにはTPOも関係あるかも。海外の治安がよくないリゾート地に行く場合だと、バリバリのゴリマッチョな人と行きたい。
Ｓ それはボディーガードですやん！
渡邊 おふたりはどんな男性の体が好きですか？ 最近、私が見た中では、映画『シティーハンター』の鈴木亮平さん。バキバキですが、硬さがなくて、野生の肉食動物のようなしなやかさを感じました。私は男性の体に触れた時に、若干ムチッとした感触があるほうがいいです！
「カチカチよりもしなやかな筋肉のほうが好き」
Netflix映画『シティーハンター』（2024）
演技の完成度に加え役作りのための体作りにも注目を集める鈴木亮平さん。その真骨頂が感じられる作品がこちら。裸踊りシーンでの肉体美は必見だ。Netflixにて世界独占配信中。
Ｓ 私は菊池風磨さん。服を着ている時はフツーだけど、脱ぐと引き締まっていて、キレのよさを感じさせます。うっすらとした筋肉のつき具合も細マッチョのお手本といえるのでは？
本條 女性誌の表紙で脱いでましたね。ただ、Suzuyakaさんの視点ってプロのダンサー目線なのかも。私の場合、ファッション関係の仕事が多いから、筋肉うんぬんではなく、洋服のラインが映えることが第一かな。メンズのモデルさんにしても、そういうプロ意識で体づくりをしている人はいます。無地Tやシンプルなシャツなのに、その人が着ると不思議なほど絵になる、みたいな？
「ゴリラ過ぎても引く……（笑）」（渡辺さん）、「威圧感がね……」（Suzuyakaさん）
渡邊 私は男性のスーツ姿が好き！ こういう服はガリガリ過ぎたり、お腹が出ていたりしていても似合いません。スーツ姿の見栄えがよくなるようながっしりボディが理想的です。
本條 鍛えられた体に似合う服といえば……これからの季節なら、薄手のニットでしょうか。こういう服はピタピタで着ないほうがいいかなあ。
Ｓ ニットが肌に貼り付いているのは、暑苦しさを感じちゃいますね。体との間に風の通るゆとりが欲しい。とはいえ、体が細過ぎてニットが風で揺れているのも、病弱な印象に。
渡邊 シルエットやドレープがキレイに出るバランスのとれた体だと、薄手のニットが似合いますね。
Ｓ 一般的にファッションへの関心が高い女性にとっては、服が似合うかどうかも大事なポイントなんですかね。ところで、鍛えている男性から「男の体のどこに目が行く？」ってよく聞かれるんですが、みなさんはどうですか？ 男性の多くは海やジムなんかで脱いだ時、体が見られていることを意識しているみたいです。私は胸や腕が太すぎず、細すぎず、筋肉のフォルムがうっすら見えるくらいが好き！
本條 私は筋肉にそれほど目は行かないけど、堂々と見える姿勢のよさと肩幅は大切かなあ。見た目があまりにもひ弱そうだと、海外のビーチでからまれるかもしれないし。
渡邊 だから、セキュリティじゃなくて、見た目の話ですって！ 私は断然お腹まわり。6パックである必要はないんですが、引き締まっているほうがヘルシーじゃないですか。ただ、腰のあたりが引き締まっていて、斜めのラインが出ていると目が行っちゃうかも。あれは一体何なんですか？
Ｓ 腹直筋の両側にある腹斜筋ですね。あの線は体脂肪を落とさないと出にくいんで、まさにヘルシーの証し！
「細過ぎずゴリラ過ぎずがベストかな～」（全員）
ヘルシーさと清潔感は筋肉と同じくらい大切な要素
本條 そう、筋肉を鍛えることは大切ですが、結局、一流のカラダはヘルシーに見えることだと思います。
Ｓ たしかに男性は、腕や脚がカサカサの男性って多い気がするので、ボディの保湿もしたほうがいい。しっとりとしたスベスベのお肌って男性が思う以上に女性は好印象を抱くものです。
渡邊 私は混雑した電車の中で、男性の後頭部に目が行きます。最近ツーブロックの人が多いからか、首の後ろや後頭部の肌荒れが目立つんですよ。
本條 肌といえば、日焼けもバランスが大切。私はどちらかといえば、日焼け止めをきちんと使って、スキンケアもちゃんとする色白男子が好みかな。
渡邊 私はこんがり焼けた肌が好きですが、不自然なほど黒いのはちょっと……。屋外でスポーツやってるんだな程度に日焼けしているくらいが◎。
本條 あとそもそも、肌の状態には生活スタイルが如実に表れますからね。そして健康的であることは清潔感とイコールになりますし。じゃあ、もし、男性から、「ヘルシーで清潔感のある体を作りたい」と相談されたら、どんなアドバイスをしますか？
Ｓ それでいうと「食」も大切なのではないかと。私はダンサーとして動ける体を維持するために、低脂質・高タンパクの食事に気を遣っています。でもそこまでストイックにカロリー計算しているわけじゃなくて、和食中心の食生活にすれば、割と簡単にクリアできますよ！
「食事は高タンパク&低脂質で」（Suzuyakaさん）
渡邊 私は毎日運動をしているわけではないのですが、タンパク質は積極的に摂るようにしていますね～。数年前から朝食代わりにプロテインを飲むようにして以来、肌や髪の状態がどんどんよくなっています。
本條 私は家での料理は、和食の基本の「まごわやさしい」を心がけていて。「ま」は豆類で「ご」はゴマ、「わ」はわかめなどの海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚、「し」はしいたけなどのキノコ類、「い」はイモ類のことで、腸内環境の改善に推奨されている食品群です。これを実践してから、腸の状態がよくなって、お通じも解決した気がする！
「ヘルシーさと清潔感は第一条件でしょ！」（本條さん）
渡邊 体にいい習慣をひとつかふたつ取り入れるだけでも、体の状態ははっきり変わってきますよね。
Ｓ あとは「睡眠」ですかね～。私は以前ずっと夜型の生活で、寝つきもよくなかったんですが、早朝に起きて午前中にバリバリ活動するようにしたら、夜の眠りが深くなって、肌の状態もよくなりました。
本條 ちなみに成長ホルモンの分泌は睡眠後1～2時間の間がピークらしいので、忙しくて睡眠時間がとれない場合でも、睡眠の質を上げることで、美肌効果が期待できます。
渡邊 そう考えると寝ている間に肌を整える睡眠美容が合理的。しっかり眠れば、筋肉も成長して肌がきれいになって、清潔感も手に入れられます。
本條 女性によって好みはあるものの、全身にバランスよく筋肉がついた体が間違いなく好印象。そして筋肉と同じくらい大切なのが、ヘルシーさと清潔感。筋トレと同じく、毎日の積み重ねが一流のカラダへの近道ですね！
話して見えてきたこんなカラダは二流！
え、体調よくないの？……【ひょろガリニットくん】
「薄手のニットはゆったりめのサイズを涼しげに着こなしてほしい。ただ、あまりにガリガリだと、涼しげを通り越して寒々しく感じます」（Suzuyakaさん）
せっかくのスーツがモッタイナイ……【メタボおじさん】
「スーツやジャケットはある程度、恰幅のいい男性のほうが似合うと思います。ただ、ぽっこり突き出たお腹は考えもの。お腹は引き締めてほしい」（渡邊さん）
髪はぼさぼさ、肌も荒れ気味……【清潔感欠乏症】
「いくら体を鍛えていても、清潔感が欠如していたら、女性からの好感度はダダ下がりしてしまいます。いい体うんぬんの前に清潔感は大前提かと」（本條さん）
結論！
一、見ていて心配になるひょろいカラダはNG！
【薄ニットが映える肉体美を手に入れよ！】詳細はコチラ
二、オジが加速するぽっこりお腹はNG！
【太らない高タンパク＆低脂肪食を学べ！】詳細はコチラ
三、そもそも清潔感がないのはNG以前に論外！
【寝るだけで肌が整う睡眠美容を始めろ！】詳細はコチラ
以上、3つをコンプリートすべし！
※表示価格は税込み
［ビギン2024年11月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
