「レミ レリーフ」デザイナーが“年相応で品がある”という観点で選んだのは「ティファニー」のヴィンテージ!
一流も選ぶ傑作モノ
令和のイマは、“物価高”に“情報過多”、“多様性”などなど一概にモノ好きのココロに一様にブッ刺さる傑作モノを探し出すのが正直難しい……。ただ、モノ選びに定評のある各業界の一流に聞けば、その答えが出ると我々は考えました! さしずめ傑人も愛する傑作モノ。ましてや、一流のヒトも定番モノやグッドプライスなモノまで愛用していたら、親近感もあるし、なおのこと説得力が増しませんか!?
その道のスタイルを貫く一流ファッションデザイナーの傑作モノ
「男のアクセは年相応を、品よく」
良いモノを知る、良い情報を得るためには、その道のスタイルを貫く一流の人物に聞くのが近道。愛用の傑作モノ&傑作たる理由を伺いました!
1970年生まれ。2008年にレミレリーフを開始。岡山県の児島に自社工場を構え、卓越したヴィンテージ加工で人気。
ベーシックな服が好きなので、アクセ選びには少々気を遣います。心掛けているのは「年相応の雰囲気」で「下品に見えてしまわない」こと。
その観点から時計は基本ロレックス。幸運にも高騰前に購入していたヴィンテージが何本かあって、ここのところ毎日のように身に着けているのが14Kのセミバブルバックです。年齢的にゴールドが気分なんですよね。でも、何かもうワンポイントだけ足したい。
そこで色目の揃う14Kのカレッジリングを探しました。欧米の大学で卒業記念品になるアレですね。ヴィンテージのカレッジリングって9Kや10Kが大半なのですが、ティファニーだけは14Kを作っていたんですよ。さすがは一流ジュエラー!
もっとも値もそれなりですが、eBayを掘ってみると、これまた運よく日本の市場価格の何分の一かの出物が見つかりました。ティファニーとロレックスはコラボしていた歴史がありますし、そういえば自分の結婚指輪もティファニー製。
縁を感じて、これまた毎日着けっぱなしです。
ティファニーのヴィンテージカレッジリング
「50代半ばの今はゴールドのアイテムが気分です」
刻印からNYニューロシェル大の記念リングと推測される。「ピンキーサイズで探していたのですが、元々女子大だったので潜在的に合うサイズの弾数があったのでしょうね」。e-bayの中古相場で5万円程度(編集部調べ)
ティファニーだけはカレッジリングを14Kで作っていた
※表示価格は税込み
[ビギン2024年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。