ポストオーバーオールズのデザイナーが選んだエレガントな傑作サンダルはあのブランドでした

ポストオーバーオールズのデザイナーが選んだエレガントな傑作サンダルはあのブランドでした

一流も選ぶ傑作モノ
令和のイマは、“物価高”に“情報過多”、“多様性”などなど一概にモノ好きのココロに一様にブッ刺さる傑作モノを探し出すのが正直難しい……。ただ、モノ選びに定評のある各業界の一流に聞けば、その答えが出ると我々は考えました! さしずめ傑人も愛する傑作モノ。ましてや、一流のヒトも定番モノやグッドプライスなモノまで愛用していたら、親近感もあるし、なおのこと説得力が増しませんか!?

その道のスタイルを貫く一流ファッションデザイナーの傑作モノ
「絶滅した?傑作を探し出す」

良いモノを知る、良い情報を得るためには、その道のスタイルを貫く一流の人物に聞くのが近道。愛用の傑作モノ&傑作たる理由を伺いました!

大淵 毅さん

【一流のレトロアメリカラバー】ポストオーバーオールズ デザイナー 大淵 毅さん
1993年、NYを拠点に同ブランドをスタート。アメリカンヴィンテージやワークウェアに対する深い造詣をもつ。

ピカソがフランスの街中を歩く一枚の写真。その脇に映る人の足元に目が留まりました。何てことないシャツとGパンに、甲から足首を紐で結び上げるサンダルを履く姿がとてもエレガントだったんです。その後2年越しに見つけたのが、メイカーズのサンダル。

山岳用のワラーチがベースで、たしかに古の人はこういうものを履いていただろうと思わされるクラシックな姿に惹かれました。上質な革紐やビブラムソールで履き心地もいいし、それに僕が日本人だからですかね、写真で見たものと違い鼻緒があるこっちの方がやっぱり落ち着く。

なにより高機能靴ではないのに、なぜか歩きたくなるのは、昔の人が感じていた感覚を追体験ができるからです。1950年代以降、恐らく姿を消してしまった意匠。たとえばワークウェアのチンストのように、一度絶滅したデザインやディテールの良さを掘り起こし、再提案するのが僕の仕事。

そういう意味でも、このサンダルには息を吹き返しそうなクラシックを感じているんです。

メイカーズのドライビングサンダル

「絶滅したであろうクラシックな佇まいに惹かれました」

メイカーズのドライビングサンダル

日本人の足に適した木型を追求する日本ブランド。ソールを軽くし、天板は米国製オイルレザーを使用。ソフトな足あたりと堅牢さを備える。「綺麗な蝶々結びより、ラフな方が気に入ってます。」2万2000円(ディアドルフ)

メイカーズのドライビングサンダル
ベーシックなワークスタイルにスポサン……ではなく、エレガントなサンダルが新鮮!

革紐は自ら長さ調節し、ジャストサイズに

メイカーズのドライビングサンダル

 
※表示価格は税込み


[ビギン2024年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

Begin 2024年11月号

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