モノ知り用語集
圧倒的に便利で機能的、そしてカッコいい!アウトドアギアはいつだって男心をくすぐる存在。そんなギアとの出会いも、アウトドアに飛び込むきっかけとなるはず。アウトドア派もそうじゃない人も、名作ギアをチェック!
アウトドアシーンで炊事や食器として使われる金属製のカップ。自然保護の父と称されるジョン・ミューアが、1892年にサンフランシスコで創設した自然保護団体「シェラクラブ」で、会員証代わりに配られていたステンレス製カップが起源とされる。
頭を覆うクラウン部分が5枚のパネルによって構成されるつば浅のキャップを指し、その作りから「ファイブパネルキャップ」とも呼ばれる。空気抵抗の少ないフォルムが米国のメッセンジャーに支持され、その後スケーターなどに波及してストリートに定着していった。
野外で日差し・雨風をしのぐために使われる大きい布。英語では「tarpaulin」で、タール(tar)を塗った布(pall)が語源であり、もともとは船上で使う防水布がルーツ。テントを寝室とするなら、タープはリビングスペースの屋根にあたる。
アメリカの西部開拓時代から使用されていた歴史ある調理器具で、オランダ人(ダッチ)が売っていたことから名づけられた鋳鉄製の鍋。焼く、炒める、煮る、蒸す、揚げる、燻すの1台6役の鍋としてキャンプはもちろん自宅においていても便利。
コールマンのランタンは、底面に製造年月日が記載されている。自分の誕生日とぴったり同じのランタンは”バースデーランタン”と呼ばれ、アウトドア通の間では垂涎の的となっている。
「フォールディング(=折りたたみ式)」という名前の通り、畳んで収納できる椅子。X形になった脚を閉じてたたむタイプが多い。
主にテントの固定に使われる、金属製の杭のこと。他にはチェアの固定や、3本使ってシェラカップ置きなど、テントの固定だけでなく様々な用途に使える。
十徳ナイフとも呼ばれる多機能ナイフ。中でもスイスの名門・ビクトリノックスのものが有名で、多種多様な機能が詰め込まれたスマートな構造はナイフ史における革命だった。
1925年創業、スウェーデンの調理器具メーカー「トランギア」が開発したハンドル付きの飯盒。熱伝導率の高いアルミ製のため、手早い調理が可能。また直訳すると「mess=軍隊での食費」、「tin=容器」となる通り、軍隊でのレーション(食事)をイメージしたものとされ、軽量かつ携行性に優れた四角い形状が特徴。多くの類似品の原型となっている。
ミリタリーバッグなどによく見られるディテールだが、決して飾りではなくれっきとしたミリタリー由来。1997年以降アメリカ軍に採用され、リュックに張り巡らされたウェビングベルトに様々なポーチやアクセサリーを取り付けることで、装備を最適化できる。
防水用に開発された、ゴム製のブーツ。1853年にフランスの名門・エーグルが発表したのが始まり。
椅子の脚の下に、カーブをつけた板が二本取り付けられているもの。板のうち一つは椅子の左側の前後の脚に、もう一つの板は右側の前後の脚に取り付けられており、前脚と後脚の先を、下から覆うように取り付けられている。揺り椅子とも。