[1位]今月のいいモノランキング
【Champion】惚れ込み要素満載!特許取得の構造にバックパックの役割も担うコーチジャケット
特許を取得した特殊構造のおかげでカバン要らず!
【チャンピオンのコーチジャケット】
背中に縫いた付けた大ぶりなフラップポケットと、内側に設けたサポート用のショルダーストラップを繋げることで、コーチジャケットにバックパックの役割も取り込んだ変わり種。裏地のないライトアウターだから活躍期間が長いってのもポイント高し。8月末発売予定。1万5180円。
B面でジャケ買い
ストリーミングが主流になった音楽業界では、すでに“ジャケ買い”なんて死語になりつつありますが、服飾業界ではまだバリバリの現役。見た目に惹かれて脊髄反射的に服を買っちゃうなんてザラですもんね。このジャケットもまさしくその格好の的になりそうですが、当然ただルックスがいいってだけでトップバッターに選出するわけがありません。
実はこれ、裏にこそ惚れ込む要素が。レコードでもいざジャケ買いしたら、意外とB面がイイ!なんてケースがあるけど、まさにそれ。というのも、背中にフラップ付きの大型マチ付きポケットが、内側にはそれが内部へと繋がるショルダーストラップが完備されてるんです。
ジャケットそのものをせ、背負える!?
だから普通に羽織るだけでバックパックとしての役割も担ってくれるし、脱いでもストラップを駆使すれば、パック単体としても使えちゃうってわけ。最近じゃポケットを山盛りにしたウェアをカバン代わりに使う手ブラ派も増えたし、令和のニーズに着実に応えるあたりは、さすがチャンピオン!……
荷物がザックリ入るバックパックも付属
な〜んて思ってたら、実はこれ、1976年に特許を取得した、由緒正しい構造。リチャード・イエレン氏とエドワード・モレル氏という二人の社員が、当時の学生たちのため、衣類に本や学用品などを持ち運べるバックパックをつけようと発案したものなんだとか。
同社の特許といえば、真っ先にリバースウィーブ製法が思い浮かびますが、まさかこんな隠し玉があったなんて、いやはや嬉しい裏切りじゃないですか。
ほどよくユルいサイズ感が今の気分にジャスト
もちろん王道アメカジのグラフィックが際立つA面もらしさ全開だし、ちょいユルなサイズ感も今のスタンダードと合致。イロモノに見えがちだけど、実は語れる背景に裏打ちされた、まさに裏名品。暑いうちからジャケ買いするようにスタンバっときますか。
(問)ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター
0120-456-042
https://www.hanesbrandsinc.jp/champion/c/c20/
※表示価格は税込み
[ビギン2024年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。