まだ肌寒い! ……けど春への投資も睨む今こそ選ぶべきスウェットがチャンピオンにある

Champion チャンピオン 9オンス テリーフリース クルーネック スウェットシャツ

Tシャツのように軽やかでフリースのように暖かい奇跡のスウェットこそ選ぶべき

まだまだ余裕で寒いのに、巷じゃ容赦なく春物に切り替わってるこの微妙な時季は、やっぱりスウェットこそ手堅い投資先。折をみてインナー→アウターへと転用可能で、長〜く活躍してくれますからね。

ただ人気ゆえに群雄割拠のスウェット界。良品がひしめくなかで最も賢い投資案件は何なのか、選びのセンスが問われます。

ってことで血眼になって探したら、やっぱりキングのもとにありました。確実に元とれ保証の万能スウェットが! その名も「9オンス テリーフリース」シリーズ。


メイド・イン・USA「9オンス テリーフリース」

えっ、リバースウィーブじゃないの?なんて疑問視する方もご安心を。実はこれ、その永世定番と並ぶ2枚看板として、80年代に本国アメリカで大ブレイクした名品「クラシックフリース」をベースに開発された、由緒正しいスウェットなんです。

そもそもリバースウィーブ製法で仕立てられたスウェットは、基本的に堅牢なヘビーウェイト生地(現行の米国製ラインに至っては12.5オンス!)を用いた、アスレチックウェアとして誕生しました。

対してクラシックフリースは、はなから“もう少しデイリーに着やすいように”と開発されたもの。少し肉感を落としたミドルウェイトの裏毛(通称フレンチテリー)生地を使い、その裏毛部分をフリース状に起毛させているのが特徴なんですが、これがすこぶる使い勝手がいい!

80年代〜90年代まで米国で生産され大ヒットした「クラシックフリース」がベース
 

チャンピオン Champion 90年代のカタログ

 
厚すぎず薄すぎないミドルウェイトの裏起毛生地を使い、普段使い向きに開発された「クラシックフリース」は、通の間では知られた存在。写真は90年代のカタログだが、リバースウィーブと並ぶ大看板として猛プッシュされていた。今作はそんな隠れ名品を基に開発された、まさに歴史を継ぐシリーズといえる。

ロンT感覚の軽〜い着心地なのに、空気をしっかり含んでいて、フリースばりに温かい。この“軽いのに温かい”という矛盾を両立させた黄金バランスを継承してるのが本シリーズなんです。

リバースウィーブの象徴たる両サイドのエクスパンションガゼットこそ省略されてますが、要所を2本針ミシンで縫製するなど、タフな作りも健在。というかよりミニマル顔になってることを加味すると、使い勝手はリバースウィーブ以上かも?

しかもこれが今では希少なメイド・イン・USAだなんて! 機能と背景=実とロマンを両得できるスウェットなんて、選ばない理由なくない?

嬉しすぎるメイド・イン・USA

Champion チャンピオン 9オンス テリーフリース クルーネック スウェットシャツ
Champion[チャンピオン]
9オンス テリーフリース クルーネック スウェットシャツ

“デイリーに気回しやすい”を極めた名品のバトンを継ぐべく、シーズン問わず利く9オンスの裏起毛生地を採用。ただ基本仕様は踏襲しつつも、パターンは今っぽく、ユル〜く着用できるようにモダナイズされてるのもミソ。しかも中肉だからインナー使いしてもパツらないし、春アウターとして機能する保温性まで備えてると、もはや穴なし。ちなみに付属の下げ札は80年代〜90年代のクラシックフリースのタグを基にデザインしたもの。う〜ん、芸が細かい。1万7600円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)

フーディとスウェパンもアガる!

Champion チャンピオン フーディ パンツ
フーディ/2万900円 パンツ/1万7600円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)

Champion チャンピオン
地味〜に下げ札まで名作をオマージュ

 
※表示価格は税込み


[ビギン2024年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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