「チャンピオン」ミリタリーの系譜。米軍公式採用もリバーシブルTもここから始まった
「ザ キング オブ スウェットシャツ」として著名なチャンピオン。カレッジ、ミリタリー、スポーツと多彩なカルチャーと結びついてきた歴史を辿ると、米国アスレチックウェア界を牽引する巨人の数々の功績が浮き彫りに!

名門系統図
Champion ミリタリーの系譜
1919年
「ニッカボッカ・ニッティング・ミルズ」として設立

サイモン、ウィリアム、エイブ・フィンブルームの家族3人が、ニューヨーク州ロチェスターにて、「ニッカボッカ・ニッティング・ミルズ」を設立。当時は主にニット製品の卸販売を行っていた。1924年に「チャンピオン・ニットウェア・ミルズ」に社名を変更。

1926年
ウェントワース陸軍士官学校と提携

ミズーリ州レキシントンのウェントワース陸軍士官学校に制服(セーター)を販売。生徒たちはその品質の高さに驚き、同校はチャンピオンに競技用ユニフォームの制作も依頼。これが現在チャンピオンの伝統になっている、教育機関とのビジネスを開始するキッカケに。
1939年
海軍士官学校からの依頼でリバーシブルTシャツを開発

良質なカットソーメーカーとして認知されていたチャンピオンは、アメリカ海軍士官学校から、「一着で紅白戦が行えるTシャツ」を依頼され、表と裏の色が異なるリバーシブルTを開発。1941年に製品化した。第1号は、海軍士官学校のチームカラー、ネイビー × ゴールドだった。写真は現行の「トゥルー トゥ アーカイブス USN リバーシブルTシャツ」。2万4200円。
1950s〜60s
アメリカの各軍の士官学校に向けて特注モデルを製作

“デイリーに気回しやすい”を極めた名品「クラシックフリース」のバトンを継ぐべく、シーズン問わず着回しやすい9オンスの裏起毛生地(通称フレンチテリー)を採用したシリーズが登場。メイド・イン・USAを貫き続けてくれたのも服好きから賞賛される要因に。
1987年
アメリカ陸軍に「PFU」として正式採用される

アメリカ軍ではミルスペックをクリアした製品以外は正式採用されないが、同年同ブランドのTシャツとジップフーデッドスウェットシャツ、スウェットパンツはこれをクリア。新兵のトレーニングウェア「PFU(Physical Fitness Uniform)」として採用された。
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[ビギン2026年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
