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「パタゴニア」2025年春夏展示会【潜入レポ!】

テクノロジーとサステナブルの最前線が融合した、パタゴニアの最新プロダクトが一挙に拝める展示会に潜入! 傑作が目白押しのなか、3つのトピックスに絞ってご紹介します。

TOPICK①
ウェーダーがPFAS不使用に!

パタゴニアのフィッシングラインの代名詞的製品であるウェーダーが、今季遂にPFAS(ピーファス)を使用しないDWR(耐久性撥水)加工を施したシェルにアップデート!

PFASとは、ザックリ言うと有機フッ素化合物の総称で、昨今見聞きする機会の増えたPFC(フッ素系化合物)なんかもこれに含まれます。PFASで加工した製品は、水や油をはじき、分解しにくいという性質があるため、幅広い製品に活用されてきましたが、現在では有害性が指摘されるようになり、意識の高い企業ほど脱PFASの流れが主流になりつつあるんです。

パタゴニアはこれまで、シェル製品を段階的にPFASを使用しないDWR加工を施したものに変更してきましたが、このウェーダーをもってすべてのシェル製品がPFAS不使用に! パタゴニアは今季も「地球のためにビジネスを営む」を体現したモノ作りを遂行しています。

TOPICK②
ナチュラル・アイコンの精神

 

パタゴニアが2023年に50周年を迎えたとき、製品作りにおいて掲げたキーワードが”ナチュラル・アイコン”でした。Beginでも当時、総力取材を敢行。

オサライすると、パタゴニア史に残る象徴的アイテムを、環境負荷が少なく、長持ちする天然資源で作ることで、今後も“地球を救うためにビジネスを営む”という決意表明と、“製品を通じて買う量を減らしませんか?”というメッセージが込められていました。その精神は、今季の「ライフ・アウトドアーズ」カテゴリーにも受け継がれています。

例えば「メンズ・ライトウェイト・ワックスド・コットン・ジャケット」。化繊ではなく、ワックス加工を施した軽量なオーガニック・コットン製のリップストップ生地を採用したジャケットで、50周年の際発売された「ワックスド・コットン・ジャケット」の春夏版的存在です。

また、パタゴニアの代表的ライトシェル「フーディニ・ジャケット」の素材をオーガニック・コットンに置き換え、フィットをややゆとりのあるバランスに見直した「メンズ・ウインドスウィープ・ジャケット」も”ナチュラル・アイコン”の意志を受け継ぐ新製品。「フーディニ・ジャケット」同様パッカブル仕様で、仕舞うとP6ロゴが現れるなど細部まで作り込まれています。

  

そして、2024年春夏の潜入レポでも詳報した“スタイル・チョイス”も健在。主にパタゴニアが定番として位置付けている製品に、コンセプトが異なる複数のスタイルを設けることで用途が広がり、あらゆるお客様に語りかけることができる試みで、今季は「メンズ・バギーズ・ロング 7インチ」にも採用されています。

TOPICK③
ネットプラスを採用した製品を拡充!

ネットプラスとは、海洋プラスチック汚染の原因である廃漁網を用いた100%ポストコンシューマーのリサイクル素材。パタゴニアの本社と同じ、米国カリフォルニア州ベンチュラにあり、南米を拠点に廃漁網のリサイクルを手がけるブレオ社とともに創り上げています。

これまでキャップのツバやバギーズ・ショーツ、そしてダウン・セーターなどに採用されてきましたが、今季は水陸両用のデザインを取り入れた「アウトドア・エブリデー・マースピアル」や「アウトドア・エブリデー・ショーツ・6インチ」にネットプラスが使われています。

ここで紹介したトピックはほんの一部。パタゴニアのウェブサイトでは2月6日()、パタゴニアの直営店では2月20日()から2025年春夏シーズンがスタートします。是非店頭で、じ~っくり吟味してくださいませ!

問い合わせ先/パタゴニア日本支社 カスタマーサービス☎0800-8887-447 パタゴニア 公式ホームページ

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