【パタゴニア】不朽の名品「バギーズ・ショーツ」が“ゆったり”しているワケ
飾りじゃないのよ……アウトドア傑作から学ぶ“機能する意匠”
ビジュアルを意識しただけのデザインなんて、ただのお飾り。もう軟派なアイテムに涙したくない!ってモノ好きは、生きた機能をデザインに繋げた傑作アウトドアギアに頼りましょ。
テニスボール2個分!の大容量ポケット
右のカタログ/『Unexpected: 30 Years of Patagonia Catalog Photography』日本語版/6600円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス)
機能する意匠の教科書とも言えるこの定番ショーツが誕生したのは1982年。創業者イヴォン氏が購入したナイロンショーツが、鍛え抜いた同氏の太ももには細すぎたことが、その契機となりました。
同氏は製品開発チームにそのショーツを渡し、もう少しルーズに穿けるショーツの製作を打診(だから“ゆったり”を意味する“バギー”が名前の由来に)。加えてテニス好きだった同氏は、サーブ時にボールを2個収納できるポケットも所望。
その結果、裾がワイドに広がり、テニスボールが2個入るほど深いメッシュポケットも備えた、この不朽の名ショーツが誕生することになったってわけ。8800円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス)
今では年齢も性別も国境も超えて愛される人類遺産に
BRAND_patagonia[パタゴニア]
ITEM_Men’s Baggies Shorts 5inch
※表示価格は税込み
[ビギン2024年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。