【グレゴリー】山由来の意匠がテンコ盛りの永世定番デイパ
飾りじゃないのよ……アウトドア傑作から学ぶ“機能する意匠”
ビジュアルを意識しただけのデザインなんて、ただのお飾り。もう軟派なアイテムに涙したくない!ってモノ好きは、生きた機能をデザインに繋げた傑作アウトドアギアに頼りましょ。
背面こそ正面!だけじゃないアイコニックなフロントパーツ
バックパック作りにおいて背負い心地を最重視するグレゴリー氏の哲学である“背面こそ正面。ビギンでもこれまで何度も何度も紹介してきましたが、同社のギアが世代を超えて本物認定される理由は、背面意外にも心血を注いでるからこそ。永世定番のデイパックはまさしくその最たる例。
【アイスアックスループ】
代表作「デイパック」を象徴する意匠のひとつで、登山の際に使用するアイスアックスやピッケルを装備するためのもの。日常生活では、カラビナなどを付けることで小物をぶら下げるのにも適している。
【420デニールナイロン】
クラシカルな趣が滲むメインファブリックには、ハードなシチュエーションにも耐え得る420デニールナイロンを使用。より耐摩耗性を必要とするボトム部分には500デニールナイロンを採用している。
【フィギュア8】
上部と下部にふたつずつ設けられた8の字状の金属パーツ。これら4つを使うことで「シングルポケット」や「2ウェイポケット」が装着可能となる。拡張性に優れるのも「デイパック」の魅力のひとつ。
【ボトムループ】
実はボトム部分には、ストラップを通すことでシュラフをセッティングできるループが潜んでいる。もちろんシュラフ専用ではなく、マウンテンパーカなどのアウター類を括り付けておくのにも効果的だ。
【10番ジッパー】
十分な存在感を放つゴン太10番ジッパーは、創立当初から使い続けるYKK社製のもの。それに付属する太めのレザープルには、グローブをはめたままでもスムーズに開閉できるという利点がある。
【バインディング】
過酷な環境下での使用による生地のほつれなどを防ぐという、至極ヘビーデューティな意匠のひとつ。メインファブリックと配色使いすることによって、ファッション的なアクセントにも寄与している。
代表作「デイパック」を象徴する意匠のひとつで、登山の際に使用するアイスアックスやピッケルを装備するためのもの。日常生活では、カラビナなどを付けることで小物をぶら下げるのにも適している。
【420デニールナイロン】
クラシカルな趣が滲むメインファブリックには、ハードなシチュエーションにも耐え得る420デニールナイロンを使用。より耐摩耗性を必要とするボトム部分には500デニールナイロンを採用している。
【フィギュア8】
上部と下部にふたつずつ設けられた8の字状の金属パーツ。これら4つを使うことで「シングルポケット」や「2ウェイポケット」が装着可能となる。拡張性に優れるのも「デイパック」の魅力のひとつ。
【ボトムループ】
実はボトム部分には、ストラップを通すことでシュラフをセッティングできるループが潜んでいる。もちろんシュラフ専用ではなく、マウンテンパーカなどのアウター類を括り付けておくのにも効果的だ。
【10番ジッパー】
十分な存在感を放つゴン太10番ジッパーは、創立当初から使い続けるYKK社製のもの。それに付属する太めのレザープルには、グローブをはめたままでもスムーズに開閉できるという利点がある。
【バインディング】
過酷な環境下での使用による生地のほつれなどを防ぐという、至極ヘビーデューティな意匠のひとつ。メインファブリックと配色使いすることによって、ファッション的なアクセントにも寄与している。
あまりに自然に溶け込みすぎてて気づいてなかった人も多いと思いますが、上の通りこの名作には山由来の意匠がテンコ盛り。弱冠14歳にして木製フレームパック(下写真)を自作して以来、機能する意匠だけを追求してきた天才の真髄……ここに極まれり!
クライミングに役立つ意匠を山ほど詰め込んでいます
グレゴリー 創業者 ウェイン・グレゴリーさん
BRAND_GREGORY[グレゴリー]
ITEM_DAYPACK
W40×H45.5×D16.5㎝。2万7500円(グレゴリー / サムソナイト・ジャパン)
※表示価格は税込み
[ビギン2024年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。