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デイパックだけじゃない!グレゴリーの表になる裏話【Vol.4クラシックキャディバッグ】

「背面こそ正面」。これは背負い心地命のバックパック作りにおける創業者ウェイン氏の格言です。本連載はその哲学を受け継ぎ、今後グレゴリーの代表作であるデイパックに匹敵するような、裏名作をお届けしていきます。

Vol.4
クラシックキャディバッグ

“これがグレゴリー!?”な~んて驚くのも無理はありません。なんたって今作は同社史上初のゴルフバッグ! こんなの作ってたんですね!
「発売したのは2021年。かねてから新しいカテゴリーへの挑戦を模索していたんですが、我々の持ち味を活かせるのは、屋外で行うアクティビティをサポートするものだろうと。そのなかでバッグも必要になる分野を考えたとき、ゴルフがベストな分野だと辿り着いたんです」。
考えてみればゴルフに行ったときボールを打ってる時間なんてごくわずか。キャディーを伴わない場合は、あの重たい荷物を自らあちこち持ち運ばなきゃいけないんですよね。となると、荷物を快適に運搬するギアを真骨頂とするグレゴリーとは、もとより親和性が高いってもの。

「とくに注力したのがデザイン。ひと目でグレゴリーとわかるクラシックな顔つきに仕上げるため、実は定番の『デイパック』と同じ工場で製作しているんです」。な、なんですって!? 
たしかにブランドタグをはじめとするアイコニックな意匠はデイパック譲りだし、生産現場まで同じなんだから、そりゃグレゴリー然とした外観になりますよね? 軟派な雰囲気は皆無。ギア感が強くて定番好きにも刺さる刺さる♪ 
「もちろん試作を重ねて実用性もこだわり抜いています。どの位置にどんな収納を設けるのか。どの部位にどのくらいクッション性を有したパッドが必要なのか。アウトドア向けの本格バックパックで培ったノウハウを凝縮しました」。
面よし使い勝手よし。カタチから入りたいモノ好きにはホールインワン!なバッグでしょ?

フロント下部にはデイパックのデザインをそのまま踏襲した立体ポケットが! ほかのゴルフバッグにはないギア感強めの顔つきのおかげで、腕は上がらずとも気分はアガる~♪

プロダクトスペック

クラシックキャディバッグ/レザージッパープルや、メイン素材の420Dコーデュラナイロンもデイパックと同じ(ラスティータペストリーは600Dポリエステル)。レザーのグラブハンドルや側面の肉厚パッド等、機能的意匠も満載だ。径29×H90(フード込みでは127)㎝。2.94kg。6万500円。

定番色のブラック以外に、シックなサンドとグレゴリー信者が大好物のラスティータペストリーの3色展開。ちなみに、メイン写真のようにバッグとヘッドカバー(別売り)を異なるカラーで組み合わせると、イイ感じに!

バリエーションが豊富なのも嬉しい!

ヘッドカバーやゴルフボールケースなど、グッズ類が豊富だからキャディバッグと併せて一式揃っちゃうのもイイでしょ?
A/ドライバーカバー8800円。B・C/フェアウェイウッドカバー7700円。D/アイアンカバー6600円。E/パターカバー7700円。F/ボールケース4950円。G/スコープケース5500円。

問い合わせ先/グレゴリー/サムソナイト・ジャパン
☎ 0800-12-36910
グレゴリー公式ホームページ

※表示価格は税込み


写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/黒澤正人 イラスト/新地健郎 編集/増井友則(Begin)

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