【グレゴリー vs フェリージ】“通勤ショルダー”はハイスペックorクラシックどちらがイイ?
セットアップ通勤に利く新たな選択肢は
ハイスペックショルダーか? クラシックショルダーか?
【大御所ブランドからも傑作ショルダー続々!】
座談会でも議題の筆頭に上ったように、黒デイパに代わる通勤鞄の一手として急浮上しているのがショルダーバッグ。電車移動時に邪魔にならず、セットアップとも好相性、何より新鮮♡ というのが注目の所以ですが、そんな世の中の気分を裏付けるように、大御所ブランドも大々的にショルダーバッグを打ち出しているんですヨ!
たとえば、グレゴリーのヘルメットバッグタイプのそれ。バックパック界のロールスロイスがショルダーバッグ? と意外に思われるかもしれませんが、これまたすこぶるカッコいい♡ プレミアムモデルに位置づける「クウォリー」シリーズの一作だけあって、各所の素材が一段上質。かつスマートな縦長フォルムやオールブラックの色使いと相まって、セットアップとの相性が抜群なんですね。
バックパック界のロールスロイスが作るそれとあって、掛け心地は良好。縦長のフォルムがスマートに馴染む。アンフィーロのジャケット1万5990円、同パンツ1万990円、同ポロシャツ6335円(以上、オンワード樫山)
機能面も抜かりなく、メインコンパートメントには当然のようにPCスリットを装備。そして目を見張るのが、フロント収納に潜む2つのマルチケース! これらのケースはマグネットボタンで脱着ができ、片方のポーチは机上に立てて使うことが可能。ガジェット類や筆記具をここに入れておけば、カフェの席もすぐさま仕事机に変えられる優れモノ♡ ってわけです。
翻って大人なコンビ鞄の雄たるフェリージからも、セットアップ通勤をぐっと垢抜けさせるショルダーバッグが登場。ボルドーの色合いに色気が滲む写真のバッグは、かの鴨志田康人氏ディレクションによる「フェラレージ」シリーズの一作。お馴染みのナイロン × レザーコンビではなく、ナチュラルなシボが並んだシュリンクレザー&伝統のバケッタレザーをコンビ使いしているのが特徴です。
ビームス プラスのジャケット3万9600円、パンツ2万6400円(以上、ビームス プラス 原宿) アトリエ ゴティエのシャツ4万2900円、アット ヴァンヌッチのタイ2万4200円(以上、ビームスF) E5 アイヴァンの眼鏡4万6200円(アイヴァン PR)
そんな革 × 革の上質なコンビによって、スポーティなショルダーバッグにも自ずと品格が。使うほどに味が増し、愛着が深まっていくのも、ならではの魅力といえましょう。
機能のハイスペックショルダーか、趣のクラシックショルダーか。上質にさえこだわれば、どちらを選んでもセットアップスタイルは俄然、新鮮に。仕事や好みと相談し、ベターなセレクトをどうぞ♡
グレゴリー=デイパを覆すプレミアムショルダー
GREGORY[グレゴリー]
クウォリー ヘルメットバッグ
新設のプレミアムコレクションより、モダンかつ機能的なショルダーバッグ。外装はワックス加工を施した500Dナイロン。メイン室の開口部には止水ジップを用い、悪天候に配慮している。W40×H45×D9cm。4万9500円(グレゴリー/サムソナイト・ジャパン)
ラペルが潰れてもno problem♪
high spec details
カンタンに着脱できるマルチケース×2が付属
ポケット内には、マグネットボタンで着脱できる2つのマルチケースが。うち片方は自立させることが可能で、ガジェットや筆記具を入れておけば、ちょっとしたテーブルが仕事机に。
レザーのブランドタグもブラックに徹した大人顔
荷物の視認性を高めるリップストップの内装
2種類のレザーが織り成す品“革”ショルダー
Felisi[フェリージ]
ショルダーバッグ
鴨志田康人氏がディレクションを手掛けるスペシャルシリーズ「フェラレージ」より、鴨志田氏も愛するボルドーのメッセンジャー。ボディのロゴ刻印も廃したミニマルフェイスが、上質を際立たせる。W44×H30×D8cm。19万8000円(フェリージ 表参道ヒルズ)
脱・黒デイパで背中も涼しい!!
classic details
風合いの異なる2種類の上質レザーコンビ
伝統のバケッタレザーと、新定番のソフトなシボ革、シュリンクレザーをボディに使用。異なる上質な革×革のタッグが、ルックスに奥行きをもたらす。エイジングも期待大! だ。
クラシックムード漂う真鍮製のメタルパーツ
ナチュラルな風合いに馴染むキャンバス内装
※表示価格は税込み
[ビギン2025年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。