「ダイハツ ハイゼットジャンボ」で車中泊キャンプ!アウトドア仕様のカスタムとは?
乗って寝て旅をして。楽しい車中泊のはなし“キャンプ・マイ・カー”
ここ最近、高級旅館でもリゾートホテルでもなく、あえて車中泊を楽しむ人が増えています。よき旅に愛車あり。本連載では、マイカーで漂泊しながら旅するセンスのいい人のカーライフを紹介。こだわりの仕様や必需品、お気に入りの場所までご本人に熱く語ってもらいます。
今回カーライフを紹介してくれる方は…
[DRIVER]CLAMP 代表 武村 信宏さん
バックカントリースキーやMTBのガイドを十数年続けた後、CLAMP代表に。休日平日問わず、野山に繰り出す生粋のアウトドアマン。
[CAR]ダイハツ ハイゼットジャンボ
通常の軽トラックよりも車内が広い“ジャンボ”は、リクライニングできシート背後に収納スペースも。4WD仕様で山道の走行も安心だ。
釣りグラデの根幹をなす軽トラキャリーカスタム
車に南アルプス、西に中央アルプスが横たわり、その間を天竜川が南に向かう。伊那谷と呼ばれるこのエリアは、周囲の山々から天竜川にそそぐ渓流がいくつもあり、MTBはもちろんフィッシングなどのアウトドアアクティビティにも絶好の環境です。
自転車だけでなく+αのアウトドアアクティビティ、そして伊那の魅力も同時に発信するショップ「CLAMP」。そこで3年ほど前にルアーフィッシングを始めました。渓流釣りは上流に行くほどライバルが少ない。
だから行けるギリギリまでクルマで、そこからグラベルバイクに乗り換え、さらに細いトレイルや渓流を歩いてひたすら上流を目指します。クルマ→バイク→ハイクというグラデーション行程の土台になるのがこの泊まれる軽トラなんです。
[detail]
荷台には、「トライター」というメーカーの軽トラ専用キャリアと、専用のホロを搭載。その上に「パーゴワークス」のニンジャタープを張れば、快適な睡眠空間の完成。
渓流に住む魚は日の出前や日の入り前後、薄明薄暮の時間帯にもっとも活発になる。とくに朝早くポイントにアプローチしたいときは、自宅から出発するよりある程度コマを進めておける前乗り車中泊が便利なんですよね。
内装はいたってシンプルで、大物はマットと掛け布団、5Lのジャグくらいですが、渓流釣りの前乗り拠点としては必要十分。キャリアとホロにミリタリーな趣もあるので、合わせて車体もセルフ塗装。フィッシングライフをクールに彩ってくれています。
[goods]日差しや雨をしのぐ変幻自在の手裏剣型タープ
PAAGOWORKS
NINJA TARP
テンションスリーブを2辺、ジョイントポイントを21か所備え、約30通りに使える手裏剣型タープ。シリコンコーティングされた極薄ナイロンは水を通さず強度も抜群だ。W280×H280cm。2万2000円(パーゴワークス)
[place]長野県・伊那谷「野営場kokko」
1組貸し切りの「野営場kokko」は伊那谷が眼下に。少し離れて同サイトオーナーが営む「プチマルシェ」では、西洋の郷土料理などが堪能できる。予約制(プチマルシェ)
※表示価格は税込み
[ビギン2024年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。