日本製デニムを支える職人を救え! ニードバイヘリテージのデニム
ウワサの服 希少予報[職人がヤバい!? 絶滅危惧服]
技術が発達しても、大金を手にしてもいつまでだって同じ服が手に入るとは限りません。モノ作りにおいて最も大切なのは、職人の技。 だが少子高齢化の日本では、職人が年々減少。 優れた技術を守るためにも買い支えるべし!
最先端のデニム、それはSDGsなデニムだ!
ヴィンテージデニムの魅力を紐解き、素材から縫製にいたるまで子細に表現する手腕は、紛れもなく日本が世界一。ユーズド加工の技術も素晴らしく、高級メゾンがデニムの生産国に日本を選んでいるのは周知の事実です。
しかし、そんなデニム界でさえ、職人が減り続けている! ここに危機を覚えて立ち上げたのが、スタート直後から人気を博したデニムブランド「レッドカード」の実績があるゲストリスト社のプロジェクト、「ニードバイヘリテージ」でした。
「日本の職人技術を残すため、何をすべきか考えました。自然を守り、持続可能な日本のデニム産業を目指すのが我々の思いです」と語るのは、町田さん。最新織機を用いることで型紙の自由度を高め、無駄の少ない裁断を行う。ヒゲ付きの型を絞るなどして生産効率を高め、仕事の負担を減らす等々。
効率化を図った結果、90年代に流行したユーロデニムの雰囲気が漂い、今の気分にマッチした質の高いデニムが完成しました。これぞ、早くもセレクトショップから熱視線が注がれている所以でしょう。
「デニム産業の危機は皆さん感じておられるようで、コンセプトに共感したと言っていただきました」という町田さん。サスティナブル&スタイリッシュな、デニムの最先端がここにあります。
「減少中のデニム職人の技術を残すために立ち上げました」
ニードバイヘリテージ PR
町田浩平さん
デニム職人を救う!? ニードバイヘリテージとは
レッドカードやアッパーハイツを擁するゲストリストを母体として、2023年春にデビュー。優れた職人技術を誇る日本のデニム産業を守り、次世代へ伝えるべく、薬品や水を減らしながら生産効率を高めたデニム作りを行う。
生産効率を高めながら、デニムの味にも妥協しない
NEEDBY heritage×B:MING by BEAMS[ニードバイヘリテージ×ビーミング by ビームス]
JOE
足がすっきり見えるよう型紙を引いたストレートデニム。ヒゲのないクリーンな加工と、サイズごとに最適化したレングスが別注ポイントだ。1万6500円(ビーミング ライフストア by ビームス ららぽーとTOKYO-BAY店)
キレイめな装いにもハマる洗練のストレート
トラディショナル ウェザーウェアのシャツ2万7500円(トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店) サンスペルのカットソー1万3530円(サンスペル カスタマーサービス) サンダース×サウスウィックの靴5万600円(シップス 銀座店) ゲルノット・リンドナーの眼鏡10万1200円(グローブスペックス エージェント)
「作りの良さと想いに共感して立ち上げすぐに別注しました」
ビーミング by ビームス メンズディレクター
影山達郎さん
横糸オープンエンド糸×縦糸リング糸の妙味
美しいシルエット&コストを優先した非セルビッヂ仕様
腰穿きがサマになるリラックステーパード
ラベンハムのジャケット7万9200円(ラベンハム カスタマーサービス) ミクスタのスウェット1万3200円(メイデン・カンパニー) ニューバランスの靴3万6300円(ニューバランスジャパンお客様相談室) Tシャツはスタイリスト私物
NEEDBY heritage[ニードバイヘリテージ]
TONY
太いワタリから裾に掛けて狭まるテーパードシルエットが目印の一本。モデル名はスケーターのトニー・ホークに由来。シボ感のある色落ちにも味があり、王道のアメカジが俄然こなれた表情に。1万6500円(ゲストリスト)
※表示価格は税込み
[ビギン2023年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。