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100年の時をかけたファブリック[ループウィラー編]

LOOPWHEELER ループウィラー 100年裏起毛スウェット

ウワサの服 希少予報[素材がヤバい!? 絶滅危惧服]
技術が発達しても、大金を手にしてもいつまでだって同じ服が手に入るとは限りません。いにしえの技法を情熱で現代に蘇らせ、古き良き素材を再現――等々。でも、その手法を何度も繰り返せるかと言えば、不透明なのだ。

100年前の起毛機を動かしてみたら……

ここ日本でも勝るとも劣らぬヴィンテージの技法がひっそりと再稼働を果たしています。

お馴染みループウィラーの鈴木代表が2022年夏に訪問したのは、和歌山にある豊染工なるファクトリー。懇意にしていた起毛屋さんが事業を畳むからと、100年前の起毛機を譲り受けた、という話を小耳に挟んだことがきっかけでした。

いざその100年起毛機を動かしてみると、見たこともないフワモコの裏起毛が出現! この手法へのチャレンジを決意したのです。

吊り編みスウェットの風合いを活かすため、通常は裏地をループのまま製品化するループウィラーすらも翻意させた100年起毛。ただしこの起毛機は運転が難しく、編みの達人たちの熟達を持ってしても、今後安定して動かせるかは自信ナシ、とのこと。今あるうちにその肌で味わって欲しいのです。

「情熱と想いで幾多の困難を乗り越え、生み出しました」

ループウィラー 代表 鈴木 諭さん
ループウィラー 代表
鈴木 諭さん

鈴木さんも見たことないと唸った独特な構造の起毛機をレストア

100年前のヴィンテージ起毛機

100年前のヴィンテージ起毛機2台のうち、1台をレストア。主要パーツはクリーニングしてそのまま、動力部分は新規で製作し、2022年より試行錯誤しながら稼働させている。

LOOPWHEELER ループウィラー 100年裏起毛スウェット

LOOPWHEELER[ループウィラー]
100年裏起毛スウェット

上述のヴィンテージの起毛機により、フワッモチッな弾力のある裏起毛をかけた吊り編みスウェット。ベースボディはLWライトで、1年超の試行錯誤を経て今秋ついに製品化! 2万7500円(ループウィラー千駄ヶ谷)

[希少素材]100年起毛
 
LOOPWHEELER ループウィラー 100年裏起毛スウェット
 
開発:1923年
生産国:日本

 
幻の100年起毛機を掛けてみると、毛足の長い緻密な起毛とはひと味違うフワモコの起毛に。基本的に裏起毛をしないループウィラーも惹かれた、モチッとした風合いが味わえる。

 
※表示価格は税込み


[ビギン2023年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

Begin 2023年12月号

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特別定価850円(税込)

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