【グレゴリー】手軽にシェアできるコスパ◎のファミリーパック「リラックスデイ」

｢背面こそ正面｣。これは背負い心地命のバックパック作りにおける創業者ウェイン氏の格言です。本連載はその哲学を下敷きに、グレゴリーの代表作「デイパック」に隠れた裏名作や渾身作をフィーチャー！　グレゴリーが数多く展開する黒デイパの“微差こそ大差”を徹底解説します。

Vol.21
リラックスデイ

タフで快適に背負えるパック作りこそグレゴリーの真骨頂。ゆえに質実剛健なイメージが定着してますが、今月はグレゴリーの新しい側面が覗く良品を！

「『リラックスデイ』は、その名の通り〝気張らず背負えるパック〞を目指して開発された、今季の新作です。あえて厚みをおさえたショルダーハーネスを採用したり、極太なYKK社製の10番ジッパーから、若干小ぶりな8番ジッパーに変更したりと、より手軽に使えるよう、アイコニックなディテールにも大胆にテコ入れしています」

たしかにちょっとした外出時なんかには、山由来の機能がテンコ盛りされたガチ勢よりこっちの方がジャストかも。パートナーとのシェアパックなんかにも向いてるし、両手フリーが鉄則な家族との外出時にも利きそう♪

「摩耗の激しいボトム部分は、生地を二重にしていたり、フロントポケットやダブルサイドポケットを備えていたりと、グレゴリーらしい頑強な作りと機能性は健在です」

家族間でのシェアパックだけでなく、1万円台とコスパも文句なしだから、エントリーモデルとしてもぜひ！

子供とのお出掛けや買い物等のサブバッグとして常備すべし!!

例えば玄関先に置きor掛けカバンとして常備しとけば、家族との外出時はもちろん、ワンちゃんと散歩がてらスーパーに、なんて場面でもすこぶる便利。エコバッグと違って両手が塞がらないし、何かと活躍してくれそう。

プロダクトスペック

ミニマルながらメイン室にはPCやタブレット用の収納スペースがしっかり完備している。さらに小物を仕分けやすいよう、前ポケにメッシュオーガナイザーとキーフォブを備えるなど、細かな気配りもさすが！　1万6500円。

ジッパーのサイズやハーネスの厚み等を程よく小ぶりに。一方、十分なマチ幅を設けることで自立してくれる。ボトルや傘が収納できるダブルサイドポケットも完備されている。

スタイリングのアクセントになるスタイリッシュなカラバリもイイ!!

アウトドアテイスト全開の２ トーンからレオパードにチェックまで、カラバリも超多彩。どれをシェア使いするか、パートナーやファミリーとすぐさま会議しましょ。左上、右上、左下／各1万7600円。右下／ 1万6500円。

※表示価格は税込み

写真／上野 敦(プルミエジュアン)　文／黒澤正人　イラスト／新地健郎　編集／増井友則(Begin)