デイパックに並ぶ名作を徹底ガイド！ グレゴリーの表になる裏話【Vol.15 ジャーニーマン】

｢背面こそ正面｣。これは背負い心地命のバックパック作りにおける創業者ウェイン氏の格言です。本連載はその哲学を下敷きに、グレゴリーの代表作「デイパック」に隠れた裏名作や渾身作をフィーチャー！　グレゴリーが数多く展開する黒デイパの“微差こそ大差”を徹底解説します。

Vol.15
ジャーニーマン

フツーのバックパックに見えて、実は二枚貝のようにメイン室をフルオープンさせられる！　そんな同社屈指の旅向きバックパックが、今月の主役です。

「2017年に誕生し、2020年にアップデートされて以来継続展開されている、知る人ぞ知るヒットモデル。30ℓという豊富な容量と、荷物を出し入れしやすいフルオープン仕様で、出張と旅行を兼用できるバックパックを探しているビジネスマンから根強い人気を博しています」。

デッドスペースが少ないスクエアフォルムに設計されていたり、メイン室に衣類なんかの収納にも適した大型のメッシュポケットを完備していたりと、なるほど、たしかにスーツケース的な使い方もできそう。まさに『ジャーニーマン』！

　「背面側にもコンパートメントを設けた多層構造で、こちらはメイン室を開けなくてもアクセス可能。ホテルにチェックインする前に商談する、なんてシチュエーションでも活躍してくれるはずです」。

ボトム部には裏地を貼りつつ、パッドも入れて補強するなど、移動時も安心安全な作りはさすが。旅のお供にぜひ。

スマートスリーブ完備で長期出張にも重宝する！

スーツケースのハンドル部に装着できるスマートスリーブを完備。スーツケースとの黄金コンビを駆使すれば、スマートかつ快適な長期出張も可能に！　仕事だけでなく、もちろん週末旅にも◎ですぞ。

プロダクトスペック

トップとサイドにグラブハンドルを設けているので、TPOに合わせて“背負い”から“手持ち”へと変更可能。別売りのシングルポケット等を取り付けられる8リングアタッチメント等、拡張性の高さも健在。4万2900円。

背面には外部から直接アクセスできるPC専用コンパートメントも完備。トップとサイドにはクイックに出し入れしたい小物入れに適
した、ジッパー付きアクセサリーポケットも。

実は背面のPCスリーブも収納力バツグン!!

背面スリーブは、他のバックパックにありがちなPCだけのコンパートメントにあらず！メッシュポケットや書類を入れるのに適したポケットを備えるなど、収納が大充実。ここだけで仕事道具を収められるってワケだ。

※表示価格は税込み

写真／上野 敦(プルミエジュアン)　文／黒澤正人　イラスト／新地健郎　編集／増井友則(Begin)