“俺のシアター”を車内に!トヨタ ピクシス バンで叶える快適車中泊ライフ
乗って寝て旅をして。楽しい車中泊のはなし“キャンプ・マイ・カー”
ここ最近、高級旅館でもリゾートホテルでもなく、あえて車中泊を楽しむ人が増えています。よき旅に愛車あり。本連載では、マイカーで漂泊しながら旅するセンスのいい人のカーライフを紹介。こだわりの仕様や必需品、お気に入りの場所までご本人に熱く語ってもらいます。
今回カーライフを紹介してくれる方は…
[DRIVER]フリーランス デザイナー small van lifeさん
主に車メーカーの広告デザインを担当。趣味のキャンプの延長として車中泊を始め、月10日ほど車中で過ごす。愛犬の名はわんたろう。
[CAR]トヨタ ピクシス バン
2021年製。数ある軽バンのなかでも、ランクルやハイエースのようなフロントグリルのロゴエンブレムのカッコよさに惹かれて購入。
増えた自由時間に“俺のシアター”で鑑賞も
10年以上続けているキャンプを、そろそろ簡略化させたいと思って始めた車中泊。さまざまな人の車中泊スタイルを参考にしたり、職業柄、何パターンも図面を書いたりしながら、畳一畳半のスペースに自分の世界観を詰め込んだ秘密基地を作りました。
まず車のパーツを活かしつつ、木材を組み合わせて空間をデザイン。上部には無垢の木を、下部にはペイントした木を使い、濃淡のグラデーションをつけることで広々とした空間に見える工夫をしています。
もっともこだわったのはベッド。トランクカーゴ18リットルが一つ、30リットルが二つスッポリ収まるように設計し、旅や仕事の用途によってカートリッジのようにトランクごとごっそり入れ替えられるのが便利です。
車中泊が可能になったことで、キャンプにせよ仕事の移動にせよ、時間を有意義に使えるようになったのが大きなメリット。車内にスクリーンと小型プロジェクターを導入した“俺のシアター”で、自由になった時間に映画を観るのが至福の一時です。
基本は不便を楽しむキャンプマインドなので、仕事で使うPCとカメラ、キャンプ時のライトとこのプロジェクターを充電できさえすれば十分。サイバーなデザイン&重くて嵩張るポタ電が多いなか、オーキーは自分の車内の雰囲気に合うし、片手で楽に持ち運べるほどコンパクト。容量は大きくないですが、走行中に充電すれば特段問題ありません。
どこにも行かずとも、自宅駐車場に停めたまま車内で過ごしてしまうほど落ち着く空間。今後はもう少し大きいサイズの車を購入し、本格的にリビング化させる計画も目論んでいます。
[detail]
ベッド下に3つのトランクを収め、限られた空間を有効に活用
寝ながら鑑賞できる巨大スクリーン! 両側には、スピーカーも完備
[item]インテリア性◎しかもPCよりコンパクト!
AUKEY[オーキー]
297Wh ポータブル電源 PS-RE03
コロンとしたフォルム × 牛革製ハンドルがインテリア性の高いポータブル電源。「こんなにコンパクトなのにタイプC、コンセントは2箇所も給電対応していてるのは珍しい。PCやカメラの充電はこれで十分!」W262×H164×D156mm。3万9800円(オーキー)
[place]埼玉県・秩父郡「リトリートフィールドMahora稲穂山」
埼玉「リトリートフィールドMahora稲穂山」のキャンプ場では山梨、長野の山々や、夕陽が落ちるようすが望める。運がよければ雲海も見えるかも!?
※表示価格は税込み
[ビギン2025年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。