特集・連載
ビギンとともに歩んできた32年を振り返る! オールデンのヒット伝説
クロケット&ジョーンズ、オールデン、パラブーツを徹底研究 トレンドレスな時代だからこそ、タイムレスな一足が欲しい! という時代の必然もあり、流行に左右されないクラシック靴が最注目される昨今。そこで英国、アメリカ、フランスを代表する名門3ブランドの魅力をあらためて検証します! この記事は特集・連載「クロケット&ジョーンズ、オールデン、パラブーツを徹底研究」#03です。
創刊当初からオールデンに注目してきたビギン。なかでも“伝説”級のヒット作を、ブランドのインポーターの皆様&編集長ミツキのコメント付きでプレイバック!
8号目で初登場!
1989年 最初は「ジャコブソンの靴」と呼ばれていた
1988年の創刊1号目から1年足らず、早くもオールデンに注目。閉店したNYのショップ「ジャコブソン」の靴として売られていた本作は、ご存じモディファイドラストを採用したセミブローグで、履きやすく疲れにくい、無骨なアメリカ靴として紹介されました。
1989年6月号
1996年 ミリタリーラストをスクープ!
アメリカの本格靴として盤石の地位を構築。「靴&鞄特集」でスクープしたのは、’40年代に米陸海軍で士官シューズに採用されていた「アーミー・マンソン・ラスト」、通称ミリタリーラスト。これが定番木型への第一歩でした。
1996年2月号
2002年 ビギンとのダブルネームが実現!!
好きすぎて!?ビギン発案の別注を敢行するという快挙、いや、暴挙に! すでに品薄化が進むコードバンの中でも、もっとも希少なウイスキーカラーのシェル・コードバンを纏ったモディファイドラストのVチップは、当然即完売でした。
2002年11月号
2008年 定番vs新定番の抗争勃発!?
ドレ⇔カジ万能なVチップこそ至高、と疑わなかった王座争いに、突如急浮上したパンチドキャップトウ。Vチップに劣らぬデニムとの相性に加え、堅苦しくはないけどグッと洗練されたツラに心をワシづかみ!されました。
2008年11月号
2012年 ミドルボロウの工場に潜入
本国工場に初潜入。コードバンの贅沢使い、手縫いによるスキンステッチモカに驚き! えげつないほどの時間と労力をかけ、社長が必ず品質チェックを行うという徹底したモノ作りに、取材した現編集長のミツキも感動!
モノ凄い作り込みと贅沢素材使いを見て、オールデンへの愛着倍増!(編集長ミツキ)
ちなみに……このときの人気No.1はモディファイドラストのVチップ
2012年10月号
2015年 クロムエクセルタンカーに予約殺到!!
根強い人気のレースアップブーツ「タンカー」。日本限定かつコードバンゆえもはや雲上……と諦めていた人に朗報だったのが、史上初!のクロムエクセル。他のモデルでも採用され、今や雨の日も履けるオールデンとして定着。
2015年5月号
2018年「丸の内オールデン」に行列ができた~!
日本初上陸の「グラントラスト」を採用した、まさかの内羽根モデルが登場。ラコタハウス丸の内店オープンにちなんで「丸の内オールデン」と紹介すると、なんと前日から行列が! もちろんBB100の第1位に輝きました。
その年のBB100第1位に!
珍しい内羽根モデルは久しぶりに行列を見せてくれました!(ラコタ 代表 血脇 弾さん)
2018年12月号
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。