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通勤を前提とした全天候スニーカー

雨の日といえば昔は長靴かアウトドア系の靴を履くしかありませんでしたよね? でも近年ゲリラ豪雨も多いせいか、イマどきのドレカジに映えるベーシックな“黒短靴”でも雨に強いモデルが続々登場。ていうか、パッと見が似通ったものも多く、どれを選べばいいか迷うほどの状況です……。

そこでビギンの靴好きスタッフで各靴の実力をマニアックにチェックし、“差”をつまびらかにすることに。秋の長雨シーズン、ぜひご一読を!
 

この3人がCHECK

ライター 桐田政隆さん

ライター
桐田政隆さん

一年のほとんどを楽チンなスニーカーで過ごす、お気楽ライター。なかでも、合わせるパンツを選ばない黒スニーカーが大好物。

スタイリスト 佐々木 誠さん

スタイリスト
佐々木 誠さん

洋服から料理まで何でも詳しく、編集部員に何かと頼られる兄貴分。ビジネススタイルにも精通し、通勤スニーカーの目利きもお任せ。

編集部 オオウチ

編集部
オオウチ

オンオフ靴の特集も多く手がけてきた本誌副編集長。最近の進化は目覚ましいと、全天候型スニーカーをひと際注目している。

今では通勤を前提とした全天候スニーカーもある!

オオウチ ここ10年ほどでオンタイムのカジュアル化がどんどん加速、快適なスニーカー通勤が当たり前になってきました。

佐々木 ひと昔前の感覚からすると画期的ですが、今では成熟化してきた印象もあります。

オオウチ そこで単にビジネスに使いやすいシックなモデルってだけでなく、毎日すんなり足を通せる全天候型が賢い選択だと思うんですよ。

桐田 それがここからのお題、通勤に使えて雨にも強い、黒スニーカーってことですか?

オオウチ そう、理想的でしょ!

桐田 たしかに履いて楽チン、さまざまなパンツに合わせやすい黒スニーカー。それに加えて天気も気にしなくていいなら最高ですね。

佐々木 ただ、やはりニーズがあるのか、予想以上にいろいろありますね。例えば、ビジネス顔で革靴ライクなのに、ゴアテックス搭載・防水モデルのスピングルビズとエコーのもの。

SPINGLE Biz スピングルビズのBiz-602
SPINGLE Biz[スピングルビズ]Biz-602 ¥29,700

ECCO エコーのソフト7 メンズ スニーカー ゴアテックス
ECCO[エコー]ソフト7 メンズ スニーカー ゴアテックス ¥28,600

オオウチ おお~、シックなレザーアッパーでいて防水透湿に優れるなんて贅沢ですねぇ。しかもスピングルビズは手作業のヴァルカナイズド製法で、品質基準の厳しいゴアテックス仕様をクリアしてる!

桐田 スゴイですよね! 耐久性と屈曲性に優れた日本製ヴァルカナイズドスニーカーで、雨も余裕って、使い勝手は最高峰かも!?

オオウチ クラシックとモダンを融合したプロダクトで、モノ好きにも響くものがありますね~。

佐々木 エコーはメゾンブランドへ自社製造レザーを供給していることもあって、品のよさが別格ですね。シンプルでコンテンポラリーなデザインもいいし、これでゴアテックス搭載の防水仕様なら、間違いなしの選択だと思います。

桐田 パトリックの定番、マラソンの雨仕様モデルも、真っ黒だとオンオフを問いませんね。細身でスラックスにも合わせやすそう。

PATRICK パトリックのマラレイン
PATRICK[パトリック]マラレイン ¥22,000

オオウチ しかもレザーアッパーは防水加工、縫製糸は撥水加工を施したウォータープルーフ。単純に進化した定番として、オンオフでフル活用したくなりそうですね。

佐々木 ビジネス顔という視点では、アシックスランウォークのプレーントウは格好の一足ですよ。

ASICS RUNWALK アシックスランウォークのプレーントゥデザイン
ASICS RUNWALK[アシックスランウォーク]プレーントゥデザイン ¥26,400

桐田 たしかに! オーソドックスな革靴顔のプレーントウで、ソールにはクッション性抜群のGELを使っていて、スニーカーとしての歩きやすさも抜きん出てる。そのうえ防水透湿なら、もはや究極の通勤スニーカーでは!?

オオウチ これはビジネスマン垂涎の一足ですね! 今の雨黒短靴を象徴するような画期的なモデルですよ。

佐々木 コンバースのオールスタークップ ゴアテックス サラウンド OXも画期的ですよね。なんとソールの足裏まで防水透湿性に優れて、ムレにくいんですから。

CONVERSE コンバースのオールスター クップ ゴアテックス サラウンド OX
CONVERSE[コンバース]オールスター クップ ゴアテックス サラウンド OX ¥24,200

桐田 え、ソールの足裏までムレにくいってどういうことですか?

佐々木 ゴアテックス サラウンド プロダクトテクノロジーは、360度全方向で湿気を逃がすユニークな構造で、透湿性の高いインソールや靴底に空いた開口部によって、足裏の湿気まで逃してくれるんです。しかもミニマルで高級感のあるデザインなので、服を選ばずオンタイムにもいい。

オオウチ もう完璧な三ツ星オールスターじゃないですか!? 通勤にもビッタビタにハマりますね!

佐々木 また、最近だとアウトドア向けの黒シューズで攻めるのもいいっすよね!? オンタイムでも違和感なく馴染ませて履けたら、一段とオシャレ上手にも見られそう。

オオウチ そうですね。トレンドの立役者、ホカのチャレンジャーはゴアテックス搭載、全天候型アウトソールで雨でも安心なうえ、オールブラックで都会的にも合わせやすい。ボリューム感も上手に馴染ませたら、コイツやるな~って思われそう!

HOKA ONE ONE ホカ オネオネのチャレンジャー ロー GTX ワイド
HOKA ONE ONE[ホカ オネオネ]チャレンジャー™ ロー GTX ワイド ¥27,500

桐田 するとファッションでも大人気のトレイルモデル、サロモンのオールブラックもいいですよね! ゴアテックス搭載、濡れた地面にも強いグリップがあって雨対策もいうことなし。電車に乗り遅れそうなときには走れるし(笑)。

SALOMON サロモンのXAプロ 3D V8 ゴアテックス
SALOMON[サロモン]XAプロ 3D V8 ゴアテックス ¥18,700

佐々木 駆け込み乗車はおやめください(笑)。ちょいと玄人ならメレルの定番、カメレオンもいいですね。ゴア内蔵だし、アップデートされた新作はビブラムXSトレックエボでグリップ力抜群ですよ。

MERRELL メレルのカメレオン 8 ストーム ゴアテックス
MERRELL[メレル]カメレオン 8 ストーム ゴアテックス ¥18,480

オオウチ かつてのカメレオン2のシンプルデザインに立ち返ってるのも、通勤で使いやすそう。クラシカルな安心感がありますね。

桐田 ですね。キーンのロングセラーであるジャスパーをアップデートした、ジャスパー ツーもいいですよ。街でも違和感のないデザインを継承しつつ、キーン・ドライ搭載の防水仕様になって雨対策もバッチリです。

KEEN キーンのジャスパー ツー ウォータープルーフ
KEEN[キーン]ジャスパー ツー ウォータープルーフ ¥15,400

佐々木 アウトドアブランドでの取り入れやすさならザ・ノース・フェイス、コロンビアも必見ですね。

THE NORTH FACE ザ・ノース・フェイスのシャトル レース ウォータープルーフ
THE NORTH FACE[ザ・ノース・フェイス]シャトル レース ウォータープルーフ ¥17,600

Columbia コロンビアのホーソンレイン2 ロウ アドバンス オムニテック
Columbia[コロンビア]ホーソンレイン2 ロウ アドバンス オムニテック ¥12,100

桐田 へ~、こんなシンプルデザインなモデルがあったんですね! 

オオウチ でも両作とも防水透湿仕様、悪路にも対応するグリップも備えています。こうした機能をスマートなデザインに落とし込んでいるところにも、人気ブランドたる理由を感じますね。実際にシャトルシリーズは多様化するワークシューズをコンセプトにしていて、通勤に文句なし。コロンビアのホーソンシリーズも近年人気が爆発していて、迷ったらコレという選択肢にもオススメです。どちらもコスパがいいですしね。

桐田 コスパがいいモノも気になりますね。高望みですかね?

佐々木 いえいえ、オススメモデルがありますよ。まずはグラビスのルース。上品なスエードモカにスニーカーソールを融合し、ライナーに防水透湿素材を使ったハイブリッド作。で、1万ちょい。

gravis グラビスのルース
gravis[グラビス]ルース ¥11,000

桐田 お得感あるな~! ところでこのハイテックのアッパーの素材、見た気が……。

HI-TEC ハイテックのアマクロ OX 2
HI-TEC[ハイテック]アマクロ OX 2 ¥8,800

オオウチ おっ、気付きましたか! これは英空軍由来の防水素材である、ベンタイルを使用しています。カエルからヒントを得たという独自開発ソールも滑りづらく、それでいてお値段は8800円!

桐田 語れる要素満載で、コスパもいいですね! で、こちらのヴァンズは定番のエラ…?

VANS ヴァンズのエラH/シールド
VANS[ヴァンズ]エラH/シールド ¥7,150

佐々木 もちろんただのエラじゃありません。“ザ・職人”なるシリーズで、小松マテーレと開発した撥水防汚キャンバスのアッパー、防滑性の高いリバースワッフルソールを使い、まさに働くためのヴァンズなんです。でも価格は7150円と、定番とほぼ変わらない。

オオウチ コンセプトもオス好みだし、機能とコスパ、職人気質なオール黒も最高じゃないですか!? 

桐田 さすが職人モノ好きのオオウチさん、だいぶ刺さってる(笑)。でも振り返るとドレッシーなエコーからアウトドアも経由してヴァンズまで。選びがいがありますね。

オオウチ はじめから全天候、黒の通勤スニーカーを意識して作っているモデルもあるし、新たなジャンルになるかも。通勤のメインでなくとも、革靴のサブとして一足用意しておくのもアリですね!
 
※表示価格は税込み


[ビギン2021年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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