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パッカリング(ぱっかりんぐ) – 世界の職人ワザ大事典


あえて“雑”に縫うことでワークらしい表情を演出
昔のアメリカのワークシャツは、合理的な大量生産を優先するがゆえ、巻き縫いのミシンで一気に縫い上げるのが当たり前。そんな大雑把に縫う際にできるミシン目の“縫い縮みや歪み”をパッカリングと呼ぶ。もちろんフォーマルではNGとして解釈されるものの、一方でカジュアルシャツでは、古きよき時代のワークテイストを表現できる“味”としても評され、あえて技法として取り入れることも多い。

パッカリングを始め、アレンジを絶妙に利かせたワークウェアを得意とする「サニースポーツ」。とりわけシャツには定評があり、パーツの箇所により糸番手とミシンピッチを変更するなど、随所に高い縫製技術を駆使したワークシャツは必見である。
専用のアタッチメントをミシンに装着。ハンドでキレイに縫い上げるのも立派な技であるが、わざと生地に畝を出す縫製も高い技術が必要とされる。

3本のステッチで、ラフなパッカリングを施したシャンブレーシャツ。
※本記事に掲載されている商品の仕様などの情報は、原則として2012年Begin9月号の特集に掲載された当時の情報となります。現在の仕様や情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
