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いせ込み ファッション 代表ブランド リングヂャケット

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身頃の美しさと肩の可動域を追求

いせ込みとは、平面である布に丸みをつけて立体的にする技法のこと。主にジャケットの袖付けに使用され、身頃に比べて袖山がぷっくりしているの.が視覚的な特徴。こう仕立てることで肩の可動域も格段に増えるが、袖側の生地を少しずつ縮めながら肩穴に縫い合わせていくわけで、非常に高度なアイロンテクニックと縫製技が要求される。ナポリの手縫いスーツに必ず見られる技法であり、日本のスーツの流行がブリティッシュからクラシコ・イタリアに移り変わる際に注目されたディテール。ジャケットの善し悪しを決める重要なポイントのひとつである。

作りのよいジャケットの日本の代表が「リングヂャケット」。1954年創業で、数多くのセレクトショップを顧客に持つ理由は、各部のいせ込みをはじめ、既製服では信じられない手作業の多さにある。

写真でわかるように、肩口よりも袖側の生地面積が多い。胸や背中の美しさは保ちつつ、動きやすい肩回りを実現している。

極軽な着心地ながらも着用時は美しくてクラシカルなシルエット。巧みな技術が詰め込まれ実現した、実用度の高いアンコンジャケット代表選手。

※本記事に掲載されている商品の仕様などの情報は、原則として2012年Begin9月号の特集に掲載された当時の情報となります。現在の仕様や情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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