今季注目な新作モデル&歴史も学べる「MADE in オリジン」カタログ[仏国編]
ウワサの服 希少予報[生産国がヤバい!? 絶滅危惧服]
技術が発達しても、大金を手にしてもいつまでだって同じ服が手に入るとは限りません。物価高などの時勢を鑑み、生産国を移すブランドが続出。“メイド・イン・○○”のロマンを追う、ラストチャンスを見逃すべからず!
MADE IN FRANCE
こだわりの「MADE in オリジン」カタログ
ブランド本国ではなく他国生産がフツーな今、じつは~な絶滅危惧のMADE in オリジンなアイテムがあります。しかも世界的人気ブランドの新作にもあるっていうから耳寄り! Begin読者にもファンの多い仏国のブランドからこだわりの目玉アイテムを紹介していきましょう。
①洒落者御用達のフレンチカーデ
agnès b.[アニエスべー]
カーディガンプレッション
1979年から続くロングセラー。定番モデル「カーディガンプレッション」は誕生当初と同じ、トロワの工場にて生産される。ふっくら温かい裏起毛スウェットに、間隔の狭いスナップボタンデザインは、ありそうでない無二のスタンダードだ。2万6400円(アニエスベー)
1975年創業。女性デザイナー、アニエス・トゥルブレが設立。カーディガンをはじめ、’90年代にはボーダーTが日本でも大流行した。
②かつてあったヴィンテージのようなフレラコニット!
LACOSTE[ラコステ]
ハーフジップニットセーター
毎季、数型のみ展開されるメイドインフランスの一品。ボディはレスポンシブルウール×アクリルのニットで、胸の表情豊かなボーダーはアルパカで切り替え。ヴィンテージのようなレトロスポーティな雰囲気がたまらない! 3万800円(ラコステお客様センター)
1933年創業。テニス選手のルネ・ラコステが引退後に設立。現役時代に愛用した通気に優れたシャツが、世界初のポロシャツとなった。
③ルーズなウェッソンがメンズにも新登場!
SAINT JAMES[セントジェームス]
ウェッソン ルーズ
ウィメンズでバズったルーズフィットのウェッソンがメンズにも登場。身幅、袖幅にゆとりを持たせ、ドロップショルダーで今どきのリラックス感ある着こなしが楽しめる。茶×生成りボーダーで品よく見えるのも嬉しい。1万4300円(セント ジェームス代官山店)
1889年創業。ノルマンディー地方セントジェームス市のニット&カットソーブランド。ボーダーTはピカソが愛用したことでも有名。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。