今季注目な新作モデル&歴史も学べる「MADE in オリジン」カタログ[米国・後編]
ウワサの服 希少予報[生産国がヤバい!? 絶滅危惧服]
技術が発達しても、大金を手にしてもいつまでだって同じ服が手に入るとは限りません。物価高などの時勢を鑑み、生産国を移すブランドが続出。“メイド・イン・○○”のロマンを追う、ラストチャンスを見逃すべからず!
MADE IN USA
こだわりの「MADE in オリジン」カタログ
ブランド本国ではなく他国生産がフツーな今、じつは~な絶滅危惧のMADE in オリジンなアイテムがあります。しかも世界的人気ブランドの新作にもあるっていうから耳寄り! Begin読者にもファンの多い米国のブランドからこだわりの目玉アイテムを紹介していきましょう。
①インディビらしさも抜かりないシャツアウター
INDIVIDUALIZED SHIRTS[インディビジュアライズドシャツ]
HEAVY FLANNEL OVER SHIRT
インディビ社史上一番厚手、11オンスのスーパーヘビーフランネルを使用。身頃、アームを太めに設計し、秋にはアウター、冬にはゆったりシルエットなシャツとして着られる。温かみのあるチェックで、大人っぽく装えるのも◎。3万5750円(メイデン・カンパニー)
1961年創業。米国No.1のカスタムメイドシャツメーカーで、NYの高級百貨店や歴代大統領、多くのセレブリティーに顧客を持つ。
②生地作りからプリントまで米国の自社工場製!
MIXTA[ミクスタ]
HANGOUT HOODIE
ミクスタの定番モチーフ、トラ猫の溜まり場というユーモラスなロゴで描いたカレッジデザイン。しなやかな丸胴ボディが着心地よく、ヴィンテージライクなフェード感、手作業によるフロッキープリントも米国好きにはたまらない。1万6500円(メイデン・カンパニー)
2010年創業。ヴィンテージディーラーが立ち上げたLAを拠点とするカットソーブランド。糸の染めから全工程をアメリカで行う。
③マウンパの超王道を米国製で遊べる幸せ♪
SIERRA DESIGNS[シエラデザインズ]
MOUNTAIN PARKA MULTI
代名詞の60/40クロスを使ったアイテムは今だ一貫して米国製だ。永世定番のマウンパは改めて人気が過熱し、クレイジーカラーはインラインだと10年ぶりに復活。レトロポップな色使いと雰囲気が見事にハマっている♪ 7万7000円(アリガインターナショナル)
1965年創業。カリフォルニア州のアウトドアブランド。撥水透湿性に優れた元祖機能素材、綿60%×ナイロン40%の60/40クロスを開発。
④メルトンは同郷のペンドルトン 地元ポートランドの信頼も厚い
SETTLEMIER’S[セトルマイヤーズ]
VERSITY JACKET
地元ポートランドの学生や退役軍人からも評価が高い同社。メルトンは同郷のペンドルトン製、バージンウール100%の24オンスで保温性はバッチリ。アームは堅牢かつしなやかなカウハイドを使用。ニットリブは自社工場製だ。8万6900円(メイデン・カンパニー)
1990年創業。前身のネルソンズを含め、’60年代から続く家族経営のブランドで、上質なバーシティジャケットとシニールを製造している。
⑤アメトラ好きなら感涙 6つボタンが米国製で復活
BROOKS BROTHERS[ブルックス ブラザーズ]
スーピマコットン オックスフォード ドレスシャツ
2022年復活した6つボタンのポロカラーシャツが米国製で登場! また第1 、第2ボタンのみの間隔を狭くすることで、ドレスシャツとしてタイとも合わせやすく、オンオフで6つボタンの温故知新なアメトラが楽しめる。3万1900円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
1818年創業。アメリカ最古の紳士服ブランド。大統領愛用No.1サックスーツ、BDのポロカラーシャツを作ったアメトラの生き字引。
⑥あえての’90sなヴィンテージ感がいい!
Sloppy Supply[スラッピーサプライ]
CALIFORNIA SWEAT
米綿100%、16オンスのヘビーなオリジナルボディに、20オンス以上のスウェットに使うリブを使い、一段とタフな仕上がり。’90年代風のカチっとしたロゴ、クラックプリントによるNEO VINTAGEな雰囲気がかえって新鮮だ。1万5400円(グーニー PR)
2018年創業。LA在住の日本人夫婦によるプリントT&スウェットブランド。自分たちで一枚ずつプリント、加工を施し仕上げている。
※表示価格は税込み
[ビギン2023年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。