特集・連載
トレランシューズとウインドシェルを街で使うなら、クラシック服との調和が鍵
アウトドア服 タウン⇔フィールド着こなし見本帳 どうせアウトドア服を買うなら傑作が欲しい。ただ、フィールドでの機能面には信頼を置けるものの、街で着るにはトゥーマッチになる可能性も……。そこでフィールドでもタウンでも、アウトドアの名品をスマートに着回せるデュアルなスタイリング術を探ります。 この記事は特集・連載「アウトドア服 タウン⇔フィールド着こなし見本帳」#05です。
ハイテクの“黒”とクラシック服の蜜月
サロモンの代表作、スピードクロス。ウインドシェルの最高峰、アークテリクスのスコーミッシュ フーディ。真価を発揮するフィールドはトレイルランですが、ミニマルな黒は着こなしでも超一流です。
鍵となるのは、超ハイテクなギア感を和らげるクラシック服との調和。フィールドではレトロなブルーショーツが、ソリッドな黒の両作をシックに見せます。
街で使うならスピードクロスは白のワークパンツでハイテク感を和らげつつ、無骨なアイテム同士で馴染みがいい。
スコーミッシュフーディは玉虫色のステンカラーコートを羽織るとハイテク×クラシックのコントラストが新鮮! ハイテクギアがクラシック服の男臭さをフレッシュに見せる効果もあり、互いが引き立て合う関係も蜜月です。
ストリートでも大人気の傑作トレランシューズ
SALOMON[サロモン]
スピードクロス 5
初代が2006年に登場するとトレランシーンを席巻。優れたグリップ、ワンタッチでアッパーをホールドするクイックレースが支持され、欧州だけでもシリーズ100万足以上を販売している。1万6500円(サロモン コールセンター)
ハードシェルに引けをとらないレジェンド
ARC’TERYX[アークテリクス]
スコーミッシュ フーディ
アークテリクスが自らレジェンドアイテムと位置付ける名品。非常にしなやかで軽量ながら丈夫、防風性と透湿性を備え、幅広いアクティビティやコンディションに対応する。2万4200円(オッシュマンズ 原宿店)
[TRAIL RUNNING]あらゆるトレイルを難なく滑走できるミニマルスタイル
スマートな印象にしたいなら、ブラックとブルーのクールなカラーリングでまとめるのが吉。ブラックで挟まれたブルーのショーツはアクセントにも。サロモンのショーツ4290円、同バックパック1万8700円、同キャップ4180円(サロモン コールセンター) ソックスはスタイリスト私物。
ハイテクなランニングパックも黒で揃えるとスタイリッシュ
レトロなブルーが黒と相性のいい差し色に
[TOWN]極薄シェルと玉虫コートの好コントラスト!
スコーミッシュは薄手のソフトシェルでレイヤードがスマートに決まる! キャプテンサンシャインのコート9万9000円(キャプテン サンシャイン) ゴールドウインのパンツ2万4200円(ゴールドウイン 丸の内) オールデンのシューズ10万3400円(ラコタ) ソックスはスタイリスト私物。
コートレイヤードが新鮮かつスマートに
パンツもクラシックなミリタリーテイストで
[TOWN]ハイクッション靴とローテクパンツの好コントラスト!
インナーで黒を拾えば◎。ビューティ&ユースのジャケット1万5950円、同ベスト8800円、ディッキーズ×ビューティ&ユースのパンツ1万1000円(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店) サロモンのキャップ3630円(サロモン コールセンター) Tシャツはスタイリスト私物。
爽やかな白のパンツとも好相性な淡色ブルーのワークジャケット
無骨かつ爽やかな白のワークパンツでハイテク感を中和
※表示価格は税込み。
[ビギン2021年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。