特集・連載
Stand-in Soba (Noodle) Lovers!! Vol.41
まるでお雑煮のようなルックス。きうちの「とりそば」【SOBA Su Su Ryu】
蕎麦スス流~SOBA SuSu Ryu~ 世界の蕎麦好きのみなさん、コンニチハ! ラーメンと比べて世界的には地味な存在ですが、移動中にサッと寄れて、お腹もコスパも大満足。そんな立ち食い蕎麦は江戸時代からあるニッポンが誇るべきカルチャーなんです。なにかと“東京”も注目されることですしね。ってことで、日頃のランチに観光に、世界中の人にぜひ立ち寄ってほしい蕎麦店を厳選しました。恥ずかしがらないで音を立ててソバをススろう! この記事は特集・連載「蕎麦スス流~SOBA SuSu Ryu~」#41です。
世界の蕎麦好きのみなさん、コンニチハ!
ラーメンと比べて世界的には地味な存在ですが、移動中にサッと寄れて、お腹もコスパも大満足。そんな立ち食い蕎麦は江戸時代からあるニッポンが誇るべきカルチャーなんです。2020年を控えて“東京”も注目されることですしね。ってことで、日頃のランチに観光に、世界中の人にぜひ立ち寄ってほしい蕎麦店を厳選しました。恥ずかしがらないで音を立ててソバをススろう!
Hello fellow SOBA (Noodle) Lovers!!
Soba is not yet famous like “Ramen”, but Soba is very reasonable and fast & easy to eat.
Stand-in Soba is a Japanese culture which has long history since the Edo era (1603-1867).
Since everyone will be watching Tokyo in year 2020, so I have selected many Soba-Ya which are great places to eat and enjoy the history of Japanese Soba.Don’t be shy to make noise/sound by slurping soba (Noodles)!
Vol.41
人形町 Ningyochoきうち
“Kiuchi”
とりそば
450円
Tori Soba (Chicken Soba) – 450 Yen
人形町駅から甘酒横丁方面に向けて少し歩いたところにある。この地で8年営む人気店。
■蕎麦:生めん茹で立て。注文受けてから茹でる。やや黒っぽい田舎風。噛みごたえのあるコシ。ほのかな香り。これはなかなかのもの。
■つゆ:コクと酸味のバランスよく、本鰹・宗田・おそらく鯖のブレンドされた良いダシ。深みのあるカエシ、ほのかに甘め。
■タネ:煮た鶏肉。見た目よりたくさんあって満足。ネギと柚子。柚子胡椒。
■Soup: Nicely balanced soup with sourness and rich taste. Probably their dashi(※1) is made from different kinds of Katsuobushi nicely blended. The taste of slightly sweet kaeshi(※2) has deep taste also.
■Toppings: Boiled chickens. There is lot more than it looks. Also, comes with green onions, Yuzu (Citrus), and Yuzu spice.
茹でたて蕎麦と濃厚だしのつゆ、さっと煮た鶏肉のぶつ切りが乗る。こんもり盛られたネギと柚子、このひと手間が見た目をぐんと上品にする。
別皿で添えられる柚子胡椒を鶏肉とからめて食べると鶏肉のうまみが引き出されます。うーーん、よく考え抜かれている。お店の自信作、いわゆるキラーメニュー。まるで正月のお雑煮のような端正なルックスではないですか。
カウンターには無料の揚げ玉とおしんこ。ちなみに揚げ玉とは関東風の呼び方、関西では天かすとなる。名前はちがうが同じもの。こういったザクザクしたものを天かすと呼ぶ、というのは俗説。
この揚げ玉、無料にしておくには惜しいよくできたトッピング。歯触りがさくさくとして油切れも良い。こいつをとりそばに添えれば豪華なとりたぬきそば。鶏肉の淡白な味わいを補って満足感を高めてくれる。
こちらは同じく無料の調味料、コチュジャン風の辛味噌。こいつがまた鶏肉によく合う。薄味の鶏肉がガツンとスパイシーなチキンになるってもんだ。
ということで、無料オプションを全乗せしたのがこちら。ネギの緑、柚子の黄色、揚げ玉の黄金色、そして柚子胡椒のエメラルド色、辛味噌の深みある赤色。どうですか、美麗じゃないですか。舌はもちろんのこと目も楽しませてくれる。
下町・人形町らしく、神社と隣り合わせて賑やかな外観。ちなみにお店脇の通路にはカウンター張り出していて、混雑時にはここで立って食べることもできる。灯籠石段提灯の江戸情緒を横目に立ち食い蕎麦。陽気良い日にはおすすめ。
店員さんの接客は爽やかで丁寧。観光スポット人形町に来られたら立ち寄ってみて損はない。
■DATA
東京都中央区日本橋人形町1-18-8
日比谷線・人形町駅 徒歩1分
営 月~金7:00~17:00 土11:00~14:00
休 日祝
評価は3点 ☆☆☆
Tokyo-to Chuou-ku Nihonbashi Ningyocho 1-18-8
1min walk from Hibiya Line Ningyocho station
Open Hours: 7:00 – 17:00 (Mondays – Fridays) 11:00 – 14:00 (Saturdays)
Closed on Sundays and Holidays
A Three-Star Sobaya
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※Google Android/iOS対応
Katsuobushi is dried, fermented, and smoked Skipjack Tuna
(※2)Soy-sauce based soup
情報提供・監修/ケビン(平林啓一)
オートバイに乗って900軒の立ち食い蕎麦店を探訪。最盛期には年間300軒を食べ歩く。立ち食い蕎麦チェーン店・個人経営店にかかわらず食す。また、生めん・茹でめん・冷凍めんにこだわらず、どれも大好き。