特集・連載
名店の伝説レシピ教えます! 町中華のレジェンド兆徳の玉子チャーハン
一点上質主義 これから先どうなっちゃうの〜!?って、こんな時代に欲しいモノがあっても買えないよ(涙)って人も多いことかと。不要不急の外出はせず、買い物は生活必需品だけ……、という窮屈な日々に改めて気づかされるのは「いらないモノはいらない」という当たり前の真実。それならば! こんな時代だからこそ、「これさえあれば」を考えるのが“GOOD LIFE BIBLE”たるビギンの使命。徹底的に無駄を省いて、「これから」の生活を豊かにしてくれる“いいモノ”を一点だけ買い足してみませんか? というのが本特集のご提案です。 この記事は特集・連載「一点上質主義」#26です。
おうち時間が増えたことで、料理にハマり始めたって人も多いのでは? ここではポイントさえ押さえれば名店の味を簡単に再現できる!?マル秘レシピをご紹介。初心者でも、上質な手料理を極められるかも!?
チャーハンの聖地が誇る黄金の“パラパラ”を卵だけで!?
こちらは、チャーハンの聖地といわれる兆徳の看板メニューである玉子チャーハン。米粒が黄金に輝き、パラパラ感も圧倒的でしょ?
その秘訣は、卵をとかずに投入するという稀有な作り方にあり。そうすることで卵が固まりにくく、まんべんなくご飯に絡んでパラッと仕上がるのだとか。
しかも味付けは塩のみという究極のシンプルさで、約1分と短時間で炒め上げれば、卵のコクが生きた味に。店並みの火力は再現できずとも、熱の回りやすい鉄の中華鍋を使えば名店の味に近づけるかも!?
教えてくれた人
兆徳 シェフ 王 省強さん
中国・西安の有名ホテルでシェフを務めたのち、同店のマスターとともに来日。創業当初から調理を担当している。
【材料】
- ご飯 330g(お茶碗軽く2杯分)
- 卵 2個
- 長ネギ 3~4g(2cm程度)
- 塩 2.5g(小さじ1/2杯)
- 油 大さじ1.5杯
1.強火で熱したフライパンに、油をまんべんなく馴染ませる。
2.あらかじめ器に割り入れておいた卵2個を、とかずに投入する。
POINT:卵はとかずに投入
3.刻んだ長ネギをすぐに加えて、卵と軽く炒め合わせる。
4.卵が半熟のうちにご飯を入れ、卵と絡めながら炒める。ご飯は硬めが◎。
5.塩を投入し、味が馴染むまで鍋を振りながら素早く炒め合わせる。
完成!!
プロ愛用の中華鍋さえあれば簡単!
[山田工業所]
木柄付片手中華鍋
一枚の鉄板をハンマーで叩きながら成型する打ち出し製法で作られ、パラパラチャーハンに必須の熱伝導性と軽さを両立。それでいて頑丈なのも魅力だ。4649円。(青木商事)
玉子チャーハン(塩味)は650円(税込)。
住所.東京都文京区向丘1-10-5
☎ 03-5684-5650
営業時間:平日/11:30~14:30、17:30~23:00 休日/11:30~14:30、17:30~22:00
定休日:不定休
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。