特集・連載
コーヒーの味は豆だけじゃ決まらない!? 土佐和紙フィルターで劇的にウマくなる!
結局得する新・一点豪華主義 「え!? これがこの値段?」。ここ数年、安くていいモノが本当に増えました。一方で、それに慣れてきて無意識に“安いこと”が買い物の条件になっていませんか? そこでオススメしたい選びのポイントが一点豪華主義。多少値が張ろうが張るまいが「これはイイ!」と思える今の時代の“新しいリッチ”をお届けします! この記事は特集・連載「結局得する新・一点豪華主義」#09です。
いつもの豆が一転、スッキリ上品な味に!?
豆のよしあしにこだわる人は多くても、フィルターの素材にまで気を配るコーヒー好きはそう多くないでしょう。
でも、和紙でできたフィルターがあるなんて聞いたら……ちょっと試してみたいと思いません? いや、迷わず試してみてください。フィルターを替えるだけで、コーヒーはこうもウマくなるのか!と驚くでしょうから。
いつもの豆で比較すれば、違いは歴然。明らかに味がスッキリとして、一皮むけたように洗練されるのがわかるはずです。その理由は、一般的なパルプに比べて和紙は繊維のキメが細かく、目が詰まっているから。雑味の原因となる不純物を、より丁寧に漉せるんですね。
一方で、コクや香りの要である油分は通すのがミソ。ちょいとばかり値は張るものの、これで淹れた一杯じゃなきゃイヤ!ってファンがいるという話も頷けます。
品のいい風味が楽しめるペーパードリップの最高峰
キメ細かな繊維が雑味の元=アクを除去
POEM[ぽえむ]
土佐和紙ドリップセット
高知で漉かれた楮(こうぞ)100%の和紙製ウェーブフィルター&ドリッパーのセット。フィルターは、一般的なパルプのそれに比べて目が密でハリコシに富み、イガイガした雑味につながる不純物をしっかり漉してくれる。45枚入りSサイズ2800円。(日本珈琲販売共同機構)
昭和の佇まいが残る喫茶店のオリジナル
「ぽえむ」は日本のコーヒーチェーンの先駆けとなった喫茶店で、注文ごとにドリップでコーヒーを淹れるスタイルを貫いている。一部の店舗では、土佐和紙フィルターで淹れるコーヒーも扱う。
14年もの歳月をかけて開発した和紙フィルター
いかにコーヒーの旨みを損なわずに雑味を除くか? その究極を目指して開発された本フィルターは、機械漉きの和紙を使用。ノリ成分が極めて少ないのも特徴で、香りや風味に影響しない。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。