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ロウ引き(ろうびき) – 世界の職人ワザ大事典


より高い強度をもたらす革の最終処理工程
蜜ロウや獣ロウを配合したワックスを塗り、強度と撥水性を高めるコーティングのこと。革ではヌメ革の後処理として行われることが多い。その代表格が馬具用革として生まれたブライドルレザー。革の深部に染み込むまでロウ引きを行い、革の内部のロウ成分が表面にうっすら浮き上がってくるブルーム(白い粉状のロウ成分)が特徴。
革小物ブランド「ブリティッシュグリーン」はブライドルレザーのトップフィニッシャー、J&Eセドウィック社の革を使ったアイテムが十八番だ。

写真上はJ&Eセドウィック社のロウ引きの様子。独自のレシピのワックスを上質なカウハイドに染み込ませ、より堅牢なものにしていく。

ブリティッシュグリーンのJ&Eセドウィック ブライドルレザーを使用した財布。W11.5×H10×D2cm。
※本記事に掲載されている商品の仕様などの情報は、原則として2012年Begin9月号の特集に掲載された当時の情報となります。現在の仕様や情報とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
