特集・連載
名門のロングセラー靴が定番たる所以って?
ミニマルBEST靴、これさえあれば 欲しくて買った!はずなのに……「あれれ? 気づいたら全然使ってないじゃん(汗)」。そんなことありませんか? それ即ち“無駄買い”です。安くていいモノがあふれる今こそ、「これさえあれば」な超使えるモノをちゃんと見極めることが大切。オンオフ使える! 一生使える! そんな目線でいつも以上に熟考しながらセレクトしました。 この記事は特集・連載「ミニマルBEST靴、これさえあれば」#13です。
名門ブランドにはそのブランドを支えるロングセラーの名品がつきもの。ここでは改めて、スタンダードな名品靴&サンダルの定番たる所以を、アイテム誕生年とともにおさらいします。理由を知れば一足加えたくなるかも?
柔らかいのにタフ!を叶える意味あるデコボコ
Birth year & place:1853 France
AIGLE
エーグルのアイケア
アウトドアブランドとして知られるけれど、創業時より仏国内にて防水ブーツを作り続けること160年超。フォルムの凹凸は単なる意匠ではなく、ラバー職人がいくつものパーツを貼り合わせて作るから。ゆえに耐久性◎だ。1万5000円(エーグルカスタマーサービス)
パーツを貼り合わせる様子
糸から始まった極上のフィットの最適解
Birth year & place:2014 USA
KEEN
キーンのユニーク フラット
2本のコードからなるユニークな構造が特徴。伸縮するポリエステル製なので足馴染みよく、オーダーメイドのようなフィット感を実現! 発売後瞬く間に人気となり、昨年までで売り上げは100倍にまで爆発。今後の新定番だ。1万2300円(キーン・ジャパン)
極上のフィット感は糸から始まった
ゴアを初搭載した歴史的アウトドアブーツ
Birth year & place:1979 USA
DANNER
ダナーのダナーライト
ヨーロッパの岩稜帯で発展した旧来の登山靴と違い、比較的なだらかな米国のトレイルを快適に歩くために生まれた革新的ブーツ。総革製でなくナイロンを使って軽さを出し、防水性と透湿性を兼備する。そのルックスは今見ても完成度が高い。5万5000円(ダナー)
米国で生まれた革新的ブーツ
“アフタースポーツ”今や“デイリーコンフォート”に
Birth year & place:1998 USA
MERRELL
メレルのジャングルモック XX AC+
山用のアウトソールに一枚革のモックアッパーを“モノは試し”で組み合わせてみたら……偶然にも超快適なバランスになった! 以来コンフォートシューズの祖として世界で1700万足を販売。アウトドアの機能を日常にも、の走りだ。1万6800円(丸紅フットウェア)
メレル ジャングルモック XX AC+のアッパー部分とソール部分
南アフリカ先住民の足元を支えた復“コク”スポサン
Birth year & place:1999 South Africa
SHAKA
シャカのズールー
南ア国内の工場にて生み出されていた独創デザインのサンダルは、アフリカの伝統的な色柄をモチーフに1990年を風靡。数年前に復活を果たし、着こなしにコクを出せると再注目を集めている。こちらは現代的デザインの新作だ。9800円(ブルームーンカンパニー)
アフリカの伝統的な色柄をモチーフにした独創デザイン
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。