TIMEXのエモいい話
日本一のタイメックスラバーを“タイメックス沼”へと引きずり込んだ唯一無二の個性派
ノスタルジックなテイストが新鮮に映るいま、1854年からの歴史を誇るタイメックスの時計は台風の目。思わずエモいい♡ と悶えるその時計は、未来のヴィンテージといえます。本連載ではそんな未来のヴィンテージ時計のポテンシャルを明かすべく、タイメックス愛あふれるライターが、日本一詳しいタイメックスラバーを直撃。魅力を徹底解剖します!


ライター
ハタ
日本一のタイメックスラバー♥とTIME TRIP!!

ファッションデザイナー
Eddieさん
1973年生まれのファッションデザイナー。日本一のタイメックス蒐集家としての顔を持ち、所有数はじつに300本以上。時計はミントコンディションのもののみ買うことをモットーにしている。インスタも大好評。
- IG
- @timexrolex
「ボクをタイメックス沼へと引きずり込んだ唯一無二の個性派」
ハタ 半世紀ほど前に登場した、通称『テレフォンダイヤル』のリイシューモデルです。丸で抜いたインデックスがちょうど黒電話のダイヤルみたいな。黒電話、ばあちゃんちに白いレースを被せて置いてありましたっけね。
TIMEX 1976 Rotary Phone Dial Reissue

懐かしの黒電話のダイヤルを思わせる、丸囲みのインデックスが目を惹くモデルを初復刻。ポップなデザインながら、艶やかなイエローゴールドと黒文字盤のコントラストに、オトナの色気が漂う。型押しの牛革ストラップはクイックリリース式を採用。クォーツ。径37mm。SSケース。5気圧防水。デイデイト。3万6300円。
エディ あったねぇ。古きよき昭和の思い出。この時計は『ロッタリー(宝くじ)ダイヤル』なんて呼ばれ方もしていて、5種類のバリエーションがあるんです。ボクは大好物で4本持っていて、全部持ってきました。クォーツ(※❶)のと、電磁テンプのエレクトリック(※❷)、それから『マーリン』ベースの手巻き(※❸)モデル。登場は1974〜1976年くらいなんだけど、同じモデルで3種類のムーブメントが混在しているのも面白いでしょ?
ハタ ホントだ! 機構の主役がちょうど移り変わるくらいの時代だったんですかね。クォーツのQタイメックスが手巻きより古いのも不思議。

エディ 今回のリイシューは1976を謳っているけれど、 顔は1974年に出たQタイメックス版に近いのかな。というのも、インデックスの目盛りがほかのモデルには見られないから。でも、ダイヤルのエッジが斜めにカットされているのはエレクトリックや手巻きと似ている。いいトコ取りな感じ? それでいてデイデイト窓は、雪だるまみたいな形に変わってるのが面白い。
ハタ 現代のムーブメントだと、デイデイトの幅に制約があったのかしら? でも雪だるまもまたカワイイですね♡高級感が増しているような気もするし、エディさんまた欲しくなっちゃう。
エディ ね(笑)。まさかこれが復刻されると思ってなかったから嬉しい。じつはボクをタイメックス沼に引き込んだのもこのモデルなんですよ。7、8年前に古着屋で見つけて、何このデザイン!? と強烈に惹きつけられて。
ハタ ええっ!? そんなエモいい時計だったんですね。でも惹かれたのわかるなぁ。ほかにはない個性的な顔だし、それでいてシックでもあるし。
エディ 時計はいっぱい持っているのに、この時計をどうしても着けたい日があるんですよ。なんかイイ、としか言いようがないんだけど。カジュアルのハズシにもいいし、ぜひオトナの皆さんに薦めたい。そしてタイメックス沼へハマってくれたら幸いです(笑)。
エディさんのタイムトリップ名品
❶Qタイメックスシリーズの1974年モデル

❷電磁テンプ式のムーブメントを搭載した1974年モデル

❸手巻きムーブメントを搭載した1975(左)&1976(右)モデル

※表示価格は税込み
写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/秦 大輔 イラスト/TOMOYA