調味料ひとつで作れるスキレットレシピ「シン・麻婆豆腐」は満足感大！

アウトドアコーディネーター小雀陣二さんが教えてくれるスキレットのとっておきレシピ。今回は麻婆豆腐をグンとボリュームアップした、豚バラと厚揚げの麻辣ソースです！

［鉄鍋の鉄人］小雀陣二さん

「鉄鍋で抽出したラードのおかげで激ウマに！　普通の鍋じゃこうはいかない」

ゴロンと満足感大！　シビれる辛さの男麻婆

「男の麻婆豆腐だ！」。試食したスタッフが思わずうなった、ボリューム満点のシン・麻婆豆腐が今回のお題。

食べ応え満点の秘密は、ひき肉の代わりに脂たっぷりのバラ肉を、豆腐の代わりに厚揚げを使い、ゴロンと大きめに切っていること。厚揚げは豆腐のような水切りが不要で、手間いらずなのも魅力です。

豆板醤の代わりに麻辣醤を使ったのもポイントで、唐辛子の辛さに花椒やニンニクが加わったシビれる刺激は、麻婆豆腐よりも一枚上手な凝った印象を与えます。

作るときは最初に豚肉から脂をじっくり抽出し、そのラードを利用しながら厚揚げを二度揚げするように焼くと旨味がアップ。

鉄鍋のよさを生かしたこのレシピは、材料が少ない上に簡単なのでアウトドアごはんとしてもおすすめですよ。

調味料ひとつで作れるシン・麻婆豆腐
豚バラと厚揚げの麻辣ソース

作り方（約20分）

①鍋を中火で熱し、塩を揉み込んだ一口大の豚肉を脂側からじっくり焼いて脂を抽出する。

②鍋中央に厚揚げも入れ、豚肉の中に火が通るまでこんがり焼く。

③日本酒を回し入れ、麻辣醬を和えて軽く煮込む。刻んだ小ネギを散らせば出来上がり！

スキレットとは？

フライパン型の鋳鉄鍋は肉汁滴るステーキやパリパリの薄皮餃子を焼くほか、炒める、煮る、蒸すなどの調理に万能。いちおしは1896年創業の米老舗「ロッジ」。8インチサイズはソロめしにも丁度いい。内径20.2×H4.3cm。3960円。
 
※表示価格は税込み

［ビギン2025年1月号の記事を再構成］スタッフクレジットは本誌をご覧ください。