仏の顔が三度めの進化
パラブーツのシャンボード
’80年代に誕生し、元祖オン⇔オフ靴として君臨するシャンボードに、「実はグッドイヤー製法のモデルがあった!」とビギンが着目したのは2018年のこと。無骨な印象の前者と、よりドレッシーな後者、どっちにするか悩ましい選択を強いられました。
なのに今季、パラブーツったらさらにこの傑作を進化。今度は革をお馴染みのリスワクシーレザーから、ドレス靴にも使われる艶々なカーフに変更したんです。
これで製法がグッドイヤーだとだいぶドレッシーな印象になりますが、ノルヴェイジャンで無骨さを残したのもさすが。3足揃い踏みで選択は困難を極めますが、こういう微差をアレコレ検討するのも靴好きには至福の時間ですよね?
[1980’s]
Uチップの傑作が誕生
登山靴由来のノルヴェイジャン製法に加え、立体的フォルムで一見無骨だが、意外と幅は狭めなため、幅広いスタイルにマッチする不朽の名作。7万1500円(パラブーツ青山店)
[2018]
グッドイヤーモデルにBeginが着目
実は昔から存在していたグッドイヤー製法のモデル。ソール回りがスマートな印象で、スーツに合うシャンボードとして2018年にビギンが着目。7万7000円(パラブーツ青山店)
[2021]
ドレス革のシャンボードが登場!
Paraboot[パラブーツ]
BBRシャンボード
BBRはBLEU(青)、BLANC(白)、ROUGE(赤)の頭文字で、持ち前のフレンチテイストを前面に押し出したライン。ドレス靴にも使われるレザーと頑強なノルヴェイジャン製法が見事なバランスだ。赤の内装もお洒落。10月発売予定。7万1500円(パラブーツ青山店)
※表示価格は税込み
[ビギン2021年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。