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HISTORY

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誰もが一着は持っているに違いないネイビージャケット。定番中の定番アイテムといっても過言じゃないけど、はたして我々はどれだけのことを知っているのだろう?あまりに身近すぎる存在ゆえに気付かないこと、なんとなく見逃してきたことが結構あったりして!?というわけで、その歴史、その魅力を改めて紐解きます!

ネイビージャケットには2つの顔があるんです。階級社会・注文仕立て・英国人気質を背景にしたイギリスの顔と、人種のるつぼ・既製服・合理主義を背景にしたアメリカの顔。どちらも外せません!写真は、アメリカを代表するブランド「ブルックス ブラザーズ」の往年の工房風景。

本来、ブレザーとは「真っ赤」という意味である

定番アイテムの基礎知識

上着

【ネイビージャケット】

●前開きの腰までの短い上着のこと。
●一般的にネイビーが多い。

ラペル(下衿)を持つことを最大の特徴とした、テーラード仕立ての前開きの上着。その起源は中世ヨーロッパで農民たちが作業時に着ていた短い上衣といわれる。ただし、現代のような形態のジャケットが成立するのは1848年頃。イギリスの上流階級の男たちが息抜きのために集ったラウンジ・ルームで、堅苦しいイブニング・コートに代わる寛ぎ着として着用したラウンジ・ジャケットがルーツといわれる。“ネイビージャケット”とカテゴライズされるほどジャケットにネイビーが多い理由は、Q&Aをご覧あれ。
ちなみに、よく聞く「ブレザー」とはジャケットの中でも“制服”としての意味合いが強いもののこと。メタルボタンなどを特徴とし、その始まりは1877年頃、ケンブリッジ大学とオックスフォード大学の定期対抗ボートレースが開催された際、ケンブリッジの代表選手が揃って深紅のジャケット姿で登場!その様子がまるで炎=Blazeのようだったのを見て、観衆から「おお!ブレザー!」と歓声が上がったことに由来するといわれている。

写真/大嶽恵一 文/星野勘太郎 スタイリング/小孫一希 イラスト/大塚 克
掲載記事は、雑誌Beginの連載『定番の教科書』の2013年11月号に掲載された記事の抜粋であり、本記事に掲載されている商品の価格や問い合わせ先、仕様などの情報は、原則として掲載当時の情報となるため、現在の仕様や価格、色、情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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