特集・連載
次の定番トロリーバッグはどっちだ!? アメリカの本格派 VS ヨーロッパの技巧派
ネクストA級スタンダードモノ対決 ビギンはどこよりも「定番」を愛でると自負していますが、深くリスペクトし理解に努めている分、同ジャンルのNEXT定番にも目を光らせているんです。トロリーバッグにマウンテンブーツ、マウンテンパーカ、日用品まで、次の定番モノを徹底比較します。 この記事は特集・連載「ネクストA級スタンダードモノ対決」#01です。
もはやハードケース&4輪トロリーは当たり前。空港で「オレのケース!」とすぐわかるのは……?
プレミアムトロリー=グローブ・トロッター、の図式は誰もが認めるところ。それだけに避けられないのが他人とのカブリ。バゲージクレームでの“おてつき”を避けたければ、米欧の2大候補「RICARDO(リカルド)」と「THULE(スーリー)」を検討すべし。両ブランドとも確たる歴史があり、佇まいは負けず劣らず!
アメリカの本格派
RICARDO[リカルド]
エルロン 24インチ スピナー スーツケース
1978年、米・ビバリーヒルズで創業。2018年末の日本上陸以来、西海岸独特の雰囲気に虜となる人が続出。その中心を担うのが、アルミの光沢感が美しいこの「エルロン」コレクションだ。W46.9×H66×D30.4cm。6kg。容量58リットル。7万円。(リカルドビバリーヒルズ)
ヨーロッパの技巧派
THULE[スーリー]
レボルブ スピナー68cm/27”
1942年、スウェーデンで創業。日本では車のルーフキャリア・ケースでお馴染み。そのケースを想起させるような、やや曲線を帯びたボディは軽量なポリカーボネート製だ。W45×H68×D27.7cm。5.3kg。容量63リットル。7万6000円。(ゼット株式会社お客様相談センター)
開閉システム対決


リカルドは長辺の持ち手側に3か所のロックを備え、うち2つがTSA対応のダイヤルキー付き。スーリーはジッパーによる開閉だが、プル部がTSA対応のダイヤルキーでロックされる。
ホイール対決


双方ともスイスイ移動を叶える4輪トロリーで、リカルドは清音のダブルホイール仕様。スーリーは前後で大小差のあるホイールで、フロント側は小型に留め収納スペースを確保している。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。