スポサンはもはや一過性のトレンドじゃございません! 服好きの間ではすっかり夏場の定番品目として浸透しています。となれば、やっぱり語れる要素を秘めた“本物”が欲しい! ってことで、ここではチャコ、テバ、シャカ、キーンという4大スポサンブランドの代表作を改めてご紹介。合わせて各社の歴史も紐解きます。ウンチク重視でモノ選びしたい定番好きは、ここでしっかりオサライしときましょ!

チャコ「CHACO」

チャコの歴史

スポサン

創業者のマーク・ペイガン氏は、1970年代後半から1980年代にかけて、北カリフォルニアのカスタム・シューズメーカーで働いていました。その後氏はコロラドに移住。地元のリバーガイドとして働いていたとき、当時売られていたアウトドアスポーツ向けのフットウエアに不満を感じたため、靴職人だった経験と知識を生かし、自らサンダルを作ることを決意。これが1988年に創業したチャコの始まりでした。最初に自作したサンダルは、すぐさま口コミで話題となり、多くの友人が製作を依頼。フィッティング調節が容易なストラップ形状や張り替え可能なソールといった今日の同社のサンダルの特長は、この設立当初から受け継がれているんです。現在では足を専門とする整形外科医の協力を得て、人間工学的な側面からも快適なデザインを追求。あらゆるレジャーシーンで愛されるサンダルを、という創業者のポリシーは今でもバッチリ受け継がれています。

チャコの代表作「Zクラウド」

極ラクフッドベッドは“街履き派”にドンピシャ

フィット感を自在に調節できるストラップはそのままに、従来製品より柔らか~い履き心地を生む2層のPUフッドベッドを採用した新定番モデル。立体的で足に吸い付くフッドベッド形状も踏襲されているので、長時間歩いても疲れ知らず。休日に街中をブラブラ♪なんて場面でもフル活躍してくれます。9500円(エイアンドエフ TEL.03-3209-7575)

テバ「TEVA」

テバの歴史

スポサン

1984年にグランドキャニオンのリバーガイドが、世界で初めてストラップ付きのスポーツサンダルを開発し、テバをスタート。当時のリバーガイドが愛用していたビーチサンダルは、速乾性に優れる反面、水辺で脱げやすいという難点がありました。が、かといって水が入り込むと重くなってしまうため、スニーカーを履くわけにはいかない……。このジレンマを解決するため、サンダルの機能性とスニーカーの機動性をイイとこ取りした、ストラップ付きのサンダルを開発したのです。するとこれが大ヒット! アウトドアアクティビティを楽しむ人々だけではなく、服好きからも絶賛されることに。2018年にはニューヨーク ファッションウィークのランウェイに進出するなど、スポサンの元祖的存在として、ファッション分野において確固たるポジションを確立。今では夏場の定番フットウェアとして世界中でファンを獲得しています・

テバの代表作「ハリケーン XLT 2 」

フィット感も軽量性も◎で旅にも効きまくり

つま先と足首と踵の3点で足をホールドし、サイズ調整も自在な独自のユニバーサルストラップシステムはそのままに、クッション性を向上した新定番モデル。掴みやすいストラップエンドや、ソフトヒールストラップパッド等、快適性を高めるために細部までアップデート。比較的軽いので、旅行なんかに持ち運ぶのにも◎。抗菌加工が施されているってとこも、汗かきさんには嬉しいはず。7800円(デッカーズジャパン TEL.0120-710-844)

シャカ「SHAKA」

シャカの歴史

1990年代に南アフリカ共和国で誕生したサンダルブランド、シャカ。当時は同国内の自社工場において、アフリカの伝統的な編み上げの履物をモチーフにしたハイクオリティー&ユニークデザインのサンダルを製作していました。折しも日本のファッション界では90年代にアウトドアブームが到来。それも追い風となり、アフリカンテイストのウェビングテープを備えた同社のスポサンは、一躍注目銘柄に。 ……なったものの、ブームが終焉した2000年代前半には人気が低迷し、ブランド自体も消滅。その後は知る人ぞ知るブランドとしてヴィンテージ市場で人気となり、次第に復活を望む声が増加。それを受け、消滅から10年近いを年月が経った2013年に見事にリボーン! 当時のアーカイブを元に細部まで忠実に再現したスポサンは、往時を知る通も大絶賛。今では“わかってる”の目印として、服好きから再注目されているのです。

シャカの代表作「ハイカー」

ソックスと合わせたい服好きにブッ刺さり

グラディエーターサンダルのように、足を包み込むようなアッパーデザインが特徴。 足首、甲、踵の3点のフィット感をベルクロで調整することが可能なので、さまざまな足形に馴染んでくれる。厚手のフットベッドはクッション性&耐久性も文句なし。ウーブンナイロン素材のアッパーからソックスをチラ見せする、なんて履きこなしも通の間では定番。差別化を図りたい服好きの定番スポサンとして愛されている。8800円(ブルームーンカンパニー TEL.03-3499-2231)

キーン「KEEN」

キーンの歴史

“サンダルはつま先を守ることができるのだろうか?”という疑問を抱いていたローリー・ファースト氏が、2003年に米国西で創業。ローリー氏はもともと30年近くに渡って靴の修理業を営んでおり、世界的スポーツシューズブランドの開発や生産管理も請け負っていました。そんなスポーツフットウェアのスペシャリストだった同氏が、前述の疑問の答えとして創業と同時に開発したのが、定番モデルのひとつ“ニューポート”。つま先部分をラバーガードで覆い、サンダルの開放感を損ねないまま、安全性も確保する。この画期的な構造で、スポサン界に革命をもたらしたキーンは、すぐさま人気ブランドの仲間入りを果たしました。キャンプやフェス、トラベルシーンなど、“ラク”を求める場面でも、安全面の配慮は不可欠。キーンが作り出したつま先をしっかりガードするスポサンは、街山双方で愛されています。

キーンの代表作「ユニーク」

どこでもこれ一足!という万能性を求めるならコレ

2本のコードを編み上げてアッパーに成形し、1枚のソールと組み合わせる。なんてすこぶるユニークな特殊構造“インターロッキングコードシステム”(特許取得済み)を採用した定番品。スニーカーのような履き心地でありながら、サンダルの解放感も持ち合わせたこの革新作は、立体成型されたPUフットベッドや、滑りを抑えて吸汗性を高めるマイクロファイバートップシート等、“ラク”を高める機能をテンコ盛り。街にも山にも水辺にも対応してくれる汎用性の高さがウリだ。1万2000円(キーン・ジャパン/ TEL.03-6416-4808)

※表示価格は税抜き


写真/植野 淳 構成・文/黒澤正人 スタイリング/榎本匡寛

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