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ニューバランスの「990v5」は単なる最新モデルにあらず
お値打ちモノgram 作り手の思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします! この記事は特集・連載「お値打ちモノgram」#122です。
作り手の熱い思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるいいもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします!
ニューバランス
990v5
今季より登場するバージョン5は、反発弾性に優れるABZORBとクッション性に優れるENCAPをソールのヒール部に搭載。ピッグスキンスエードを多用したアッパーはグレー、黒に加え紺も用意される。グレーはD/2E/4Eウィズを展開。米国製。各2万8000円。
単なる最新モデルではない、歴代最高クラスの履き心地に刮目すべし!
1982年に初代が登場し、2016年にはv4まで進化していたM990。この春より新たなるv5が登場します。
最大のニュースは、ENCAP+ABZORBのソールユニットを採用した点。反発リターンを得て歩きやすいABZORBに、衝撃吸収性と安定に優れるENCAPを組み合わせたリッチなヒールクッションが味わえます。
それに加えて注目してほしいのが、履き口付近にあしらったTPU製のバンド。一般的にクッション性や反発性を高めたシューズは、反面、着地時の左右への横ブレが気になるもの。それが何千歩、何万歩と蓄積すると無視できない疲労に繋がります。
ENCAPは安定性を高める工夫もされていますが、このTPUバンドが横ブレに対する剛性を高め、ホールドするのがv5の特徴。ちなみにこのTPUのデザインは2代目M990v2のアッパーデザインから想起されています。
これぞまさに温故知新。この履き心地はもはや異次元、足を入れて一歩踏み出せば、その意味がわかるはず!
♯細部にわたってアップデート!
インソールはオーソライトを採用し、さらなるクッション性を追求。一方、アウトソールのつま先側は屈曲性を高めるため横方向にスリットを設けている。返りがよく歩きやすい。中足部はTPUのシャンク入りだ。
♯名作の仲間入り ♯サポート性向上 ♯こだわり盛り沢山
(問)ニューバランス ジャパンお客様相談室
☎ 0120-85-0997
https://shop.newbalance.jp/shop/default.aspx
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年7月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/礒村真介