特集・連載
半世紀前のダウンは着れば着るほどカッコよくなるのだ!
発掘! 珍種ダウンNAVI とくに価格が張るから「守りに入って」ベーシックな形や色を選びがちなダウン。それに、決め手がなくて毎年買いそびれてる、なんて人も多いのでは? 今回は、その絶大な存在感で着こなしを激変させるダウンを厳選。アメカジダウンだけじゃなく、レザーダウンや盲点国発祥ダウンなど、ビギン目線でピックしましたので、ぜひ! この記事は特集・連載「発掘! 珍種ダウンNAVI」#02です。
ハイテクモダンなダウンもいいけど、やっぱり米国クラシックが好き♡なアメカジ党に朗報! 日本が誇るヴィンテージ追求の急先鋒、ウエアハウスが開発したのは、前代未聞のヴィンテージダウン!
最先端のハイテクダウンよりフレッシュ!
肉厚キャンバスダック地を用いたこのモデルの元ネタは、ダウンが隆盛する以前の’60年代に作られたカウボーイ向け防寒着。半世紀以上前に「ダウンに見えないダウン」があったのも驚きですが、当時の生地感まで再現した技術力にもまたビックリ。
表地のキャンバスは、ムラ糸を使って力織機で織られた耳付き仕様で、着込むほどにいい感じに色落ちし、腕回りに見事な“アタリ”が出るんです。そう、“ヴィンテージ”同様に! おまけに中身はフランス産の上質ダウンを使用しているので、保温性も文句ナシ。
ダウン紀元前の一着は、最先端のハイテクダウンよりある意味新鮮! アメカジ党が探し求めていたダウンはまさにコレでしょ?
’60sのカウボーイ用ダウンを忠実に再現!
WAREHOUSE
ウエアハウスのダックダウンジャケット
肉厚なキャンバスをダウンに使用するのは高度な技術を要する。このあたりからもウエアハウスの実力が窺える。裏地は丈夫なリップストップコットンで、700フィルパワーのフランス産ダウン90%×フェザー10%をインサート。7万8000円。(ウエアハウス東京店)




元ネタとなった“ヴィンテージ”がコチラ
カウボーイの防寒作業着。今日のようなダウンジャケットのデザインが定着する’70年代以前に作られたもので、ダウンシェルが外に見えないインナー使用が特徴。
クラシカルな素材感のシャツやパンツと好相性。マッキントッシュ フィロソフィーのシャツ9000円(SANYO SHOKAI〈カスタマーサポート〉) サンディニスタのパンツ2万円(ヘリテージ) NPSの靴2万6000円(ジャーナル スタンダード 表参道)


※表示価格は税抜き
[ビギン2019年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。