【本当にオンオフ使える】プロが教える“抜かりないファッション小物”3選
“オンオフ兼用”という謳い文句に惹かれて買った服……本当に週7着てますか!? 仕事目線で選んだ服って、正直休日着るにはチトお堅め。オンとオフの境界線が薄まり続ける令和においては、むしろ休日目線で“着たい!”と惚れ込んだ服をビズでも活用するのが成功法では? 単品買いはもちろん、組み合わせてワードローブにも。堅実で賢いモノ選びを伝授します!

ドレス&カジュアルに精通したスタイリスト
武内雅英さんの解説付き
“週7”フィルターを通したモノ選びには、ドレスとカジュアル、双方を知り尽くした二刀流スタイリストの力が必須。となれば頼るべきは我らが武内大先生! 仕事服と洒落着の両目線で徹底買い説していただきます!
GOODS
①レトロな趣が滲むTVダイヤル型時計
「小径だからゴールドでも全く嫌味に見えない」
品よく見せるか洒脱に外すか。腕時計における週7オフィカジは、よりセンスが問われるところ。「だからこそ個性重視でセレクトするのもあり。このタイメックスは1983年にドレス向けに開発されたモデルの復刻版。
存在感あるアイテムが脚光を浴びていた当時の趣を色濃く残す、このブラウン管テレビのような変形スクエアは、オンに馴染む品があるのに、カジュアルコーデでも埋没しない個性がある。径34ミリの小ぶりサイズだから、ゴールドでも悪目立ちせず、さり気なく花を添えてくれます」
TIMEX[タイメックス]
リイシュー1983 E-line(左)
リイシュー1983 オートマティック(右)
通好みなモデルが復活。レトロ顔を完コピしながら、現行の日本製自動巻きムーブを採用しているのも◎。蛇腹ブレスには工具を使わずにコマを外せる新機構を搭載。SSケース。5気圧防水。各4万2900円(ウエニ貿易)
蛇腹のブレスレットもいい味出してる〜♡
②ON/OFF不問! ベルトのベストアンサー
「要所のレザー使いがコーデを引き締める」
神は細部に宿る的格言に則るなら、当然ベルト選びも抜かりなく。「オススメはズバリ、べオーマのリングベルト。プレッピーな雰囲気を添えてくれるこの手のベルトは少なくありませんが、今作にはリング部分の補強や剣先に、代名詞のブライドルレザーが配されていて、品格を感じる。
しかも長めサイズだから、キチンと装う時にはループに通したり、外しを利かせたい時には垂らしたりと、アレンジできるのもまたイイ! 英国製で1万円チョットというコスパの高さも優秀と、弱点は見当たりません」
BEORMA[ベオーマ]
リングベルト
しなやかなのに丈夫なウェビングと、ブライドルレザーをコンビ使いしたリングベルト。無地(幅25mm)とストライプ(幅30mm)の2種類あり。ベルト長はともに120cm。各1万2100円(グリフィンインターナショナル)
要所のブライドルレザーが品よく引き締め!
③底面にパイル地を忍ばせたドレカジソックス
「ドレッシーさを堅持した面構えがいい」
ヒマラヤの靴1万9800円(プライム ビアンカ)
オンだろうがオフだろうが清潔感は必須。「となるとソックス部門はビブソックス一択かも。汗の臭いや加齢臭を約30分で99%消臭するという、独自の抗菌・防臭機能“VIBTEXテクノロジー”のおかげで、朝から晩まで履いても清潔そのもの。
しかも見た目はドレッシーなのに、実は足裏部分はパイル地だから、履き心地もフンワリ柔らか♡ 伸ばして品よく履いてもいいし、たるませてラフに履いてもいいしと、着こなし次第でアレンジできるのも面白いし、一足備えとけば確実に重宝するはず!」
VIBSOX[ビブソックス]
ドレスリブパイルソックス
靴下作りのメッカとして名高い奈良県で一足一足丁寧に作られる工芸品的ドレスソックス。特殊な機械で織り上げているため、エレガントかつ適度なホールド感を味わえる。カラバリ豊富なのも◎。各1980円(ビブソックス)
ドレス=窮屈を覆す抜群のクッション性能
※表示価格は税込み
[ビギン2025年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。