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ナナミカが考えるナチュラルってなんだろう?

クローゼットに残り続ける服ってどんな服でしょう。デザインやクオリティに優れている服は数多くあります。ではその向こう側にある、“残る”服と“去る”服のボーダーラインとは? 今季ナナミカはそのカギを「ナチュラル」に見出しています。悩んだとき、自然に手が伸びてしまう。そんな服を作るために掲げた要素は3つです。

着る人の日常に自然に溶け込むよう、「ナチュラル」というキーワードを多角的に捉えたナナミカの服。ここからはその真意を順に解説していきます。

【nanamica’s natural①】
服好きの煩悩をぜ~んぶカバーする
「カバーリングコアヤーン」とは?

ナナミカが考えるナチュラルな服。その核を成す素材のひとつが、「カバーリングコアヤーン」です。この素材は今季の同社製品の半数近くに使用されているキーファブリック。その正体は“ポリエステル糸を芯にして、その周りをコットン糸でグルグルと覆うように巻き上げた多層構造の糸”のこと。ポリエステルの芯=“コア”をコットンで“カバーリング”してる糸=“ヤーン”だから、「カバーリングコアヤーン」と呼ぶのですが、ナナミカは今季からこの代表素材をリニューアル。

ポリエステルをリサイクルポリエステルに、コットンをオーガニックコットンに変更しています(詳細は後ほど)。ただその効能は変わりありません。表面はオーガニックコットンだから風合いはナチュラルで、着込むほどに経年変化をもたらし、リサイクルポリエステル芯のおかげで着心地は軽く、洗濯してもすぐに乾く。せわしない日々を送る現代人にとって、この上ない力を発揮してくれる機能素材なのです。

【nanamica’s natural②】
ナチュラルカラーを
着こなすことについて

ナナミカのショート デニム ジャケット4万8400円、同5ポケット ストレート デニム パンツ2万4200円。その他はスタイリスト私物。

自然体で過ごしたい人にとって最適な色は、やはり白や生成りなどを中心とする、何にも染まらない色ではないでしょうか。力を入れたファッションに疲れた人の気分に馴染むし、上手く着こなせばセンスも感じさせられる。ナナミカは今季得意とするベーシックアイテムに、こうしたナチュラルカラーを拡充。

その象徴的存在がこのデニムのセットアップです。インナーには、ライトグレーのカットソーを用いて同トーンで馴染ませる。すると、まったく頑張っていないのに、さりげなくセンスのよさを醸し出せるのです。

ヴィンテージを軽やかにアップデート
Short Denim Jacket

戦時下の物資統制によって簡素化を余儀なくされた、1940年代のヴィンテージデニムジャケットがデザインベース。ロープ染色した「カバーリングコアヤーン」を使って織り上げたデニム生地を採用。糸の中心のみ白く残したまま染色できるロープ染色のおかげで、エイジングを楽しめるという特徴も。腕の可動域を考慮したスプリットヨークスリーブや、ファスナー付き内ポケットなど、オーセンティックな見た目のまま実用性を高めるギミックを盛り込む、ナナミカの製品哲学も健在。全3色展開。各4万8400円。
Short Denim Jacket

シルエットがとにかく美しい
5Pockets Straight Denim Pants

デニムジャケットと共生地で仕立てられた5ポケットパンツ。サイドをシームレスにすることで、ゆとりのあるストレートシルエットが強調され、普通に穿くだけで美しいドレープが現れるのが特筆点。股下に設けたガゼットとの相乗効果で、着用感もストレスフリーだ。生成りがかったナチュラルカラーは、汎用性に優れ単品使いもお手のもの。全3色展開。各2万4200円。
5Pocket Straight Denim Pants

 

ナナミカのデニム ジャケット4万7300円、同ワイド チノ パンツ2万8600円、同レギュラー カラー ウインド シャツ2万9700円、同チノキャップ8800円。その他はスタイリスト私物。

普段通りのワークスタイルなのに抜け感があって上品。これって服好きの理想ではないでしょうか? カバーオールとワイドチノなんて“いかにもワーク”な合わせでも、ナチュラルカラーなら、見ての通り土臭さは一切なし。白シャツをインして品を保ちつつ、キャップやシューズにモノトーンベースで色を差すのと、全体が引き締まります。

経年変化も楽しみな
Denim Jacket

ロープ染色した太番手の「カバーリングコアヤーン」で織り上げたデニム生地は、ヴィンテージライクな風合いながら、軽くて強くて速乾性も◎。前述のショートデニムジャケットと同様に、デザインベースは戦時下の物資統制によって簡素化を余儀なくされた、40年代頃のカバーオール。ただヴィンテージの面影を残しつつも、ラグラン+ヨークスリーブを採用することで肩線をなくし、独創的な見た目とストレスフリーな着用感を両得するこだわりはさすが。全3色展開。4万7300円。
Denim Jacket

“今”を捉えたヴィンテージ調チノ
Wide Chino Pants

名作として名高い40年代のUSアーミーチノトラウザーズをベースにした、ワイドテーパードシルエットが特徴で、後ろポケットの両玉縁仕様など、当時の意匠もしっかり踏襲している。クラシックなチノ素材に見えるこちらも「カバーリングコアヤーン」を採用。カラバリ豊富だが、写真の“ナチュラル”という色は、実は未染色。抜け感があるのに品よく見えるので、使い道は多彩。全5色展開。各2万8600円。
Wide Chino Pants

ナナミカを代表するベーシックシャツ
Regular Collar Wind Shirt

「カバーリングコアヤーン」を使って高密度に織り上げたブロード生地は、軽くて強くてすぐ乾くうえ、肌当たりもソフト。フロントの6ボタンや裾のラウンドカットを特徴とするビンテージシャツをベースに、身頃にボリュームをもたせてクラシックとモダンを両立。また、利便性に優れたスナップボタンを採用しているが、ボタン周辺に飾りボタンホールを設けるなど、細部までこだわり抜かれている。全4色展開。各2万9700円。
Regular Collar Wind Shirt

 

ナナミカのウインドストッパー チノ クルー ジャケット5万600円、同5ポケット ストレート デニム パンツ2万4200円。その他はスタイリスト私物。

クラシカルなスイングトップは、トラッドにもスポーツにも振れるオールラウンダー。ただでさえ重宝する定番品ですが、自然の色からインスピレーションを受けたグリーンカラーは、その特性にフレッシュな印象を加味します。コーディネートは、ナチュラルカラーのデニムを合わせるだけ。力感のないオシャレを嗜みたい人にとっては、ベストなチョイスといえるでしょう。

新旧を織り交ぜたハイブリッド新定番
WINDSTOPPER Chino Crew Jacket

トレンドに左右されないラグランスリーブのスイングトップもまた、マスターピースのひとつ。ただクラシカルに見えて素材使いをモダナイズしているのがナナミカ流。表地には「カバーリングコアヤーン」製のチノ素材を、裏地には「ウインドストッパー」を採用することで、軽量・耐久・速乾性に加えて防風性能もプラスしている。チンストラップを駆使すればより風への耐性も高められるうえ、衿元のニュアンス付けも容易。全3色展開。各5万600円。
WINDSTOPPER Chino Crew Jacket

【nanamica’s natural③】
ナチュラルを体現するための
サステナブル考

最後は、ナナミカのサステナブルに対する姿勢を、同ブランドのディビジョンディレクターを務める野村剛司さんの言葉からひもときます。

社会生活の波に揉まれていると、自然体で過ごすのは意外と難しいもの。でも例えば帰宅してから不意に、“そういえば今日の服心地良かったな”とか、“これって自然に優しい素材なんだな”みたいな考えが頭をよぎると、少しだけ心と体が軽くなるはず。最近ではサステナブルなんて言葉も珍しくなくなってしまったけど、なるべく自然体で日々を送るためには、やっぱりナチュラルな服は欠かせないのです。

問い合わせ先/ナナミカ 代官山☎03-5728-6550 公式インスタグラム 公式ホームページ
写真/竹内一将 文/黒澤正人 スタイリング/近藤有倫 モデル/BEN(the management) ヘアメイク/勝健太郎 イラスト/新地健郎 デザイン/山田 亮 編集/増井友則(Begin)

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