どう見られるかも考えて見直したい! イバれるビジネス小物
自己満足の追求はもちろん、他人にどう見られるかも立派な煩悩の一つ。そんな“気にしい”な編集部員の食指が動いたモノを厳選&リポート!
オトナとしてナメられたくないカギモトは【イバれる小物】をご紹介!
編集部カギモト
若手最年長として、取引先に顔を出す機会も増えてきました。同時に浮き彫りになったのが、己のビジネス小物に対するこだわりの無さ(あちゃ~)。筆記用具は会社の支給品、名刺入れは入社前に買った無難な黒……。たかが小物されど小物。20代も後半に差し掛かり、ここらで今一度見直さねば、と決意したわけです。
まず、編集者として外せないのは万年筆。それなら泣く子も黙るモンブランのマイスターシュテュック!
こちらのデザインソースは、有名な冒険小説『八十日間世界一周』。ざっくり言うと、ギャンブル好きな英国紳士が仲間に「80日間で世界一周してやる!」と啖呵を切って賭け金に全財産を投じ、見事旅を成功させて賭けに勝つという話です。
よく見れば作中の旅に出てくる象や、クリップにはトランプのダイヤがあしらわれ、胸ポケに差すだけで勝負事に強くなれそうな気がしないでもない。ちなみに象も、インドじゃ成功を司る神様らしいですしね~。
そんな万年筆に比肩する名刺入れとなると、革の王様・コードバン一択。東京・蔵前発のエティアムの名刺入れは、革の無垢な表情が存分に生きるミニマルな面構え。
個人的には、ビジネスの場で仰々しいロゴはちとうるさい。モノ言わずとも「コードバン」のみで一点突破できる仕立ての良さ、これこそがキモ。名刺交換も打ち合わせ中も、デスク脇にあるだけで取引先の視線も釘付けでしょう。
勝負師の魂が宿る万年筆を片手に、傍らには置くだけで威力を発揮する名刺入れ。言うなれば編集者として最強の矛と盾。「いや肝心の持ち主が……」なんて野暮なツッコミは受け付けませんので!
デスクに燦然と輝く縁起の良い勝負ペン
Montblanc[モンブラン]
マイスターシュテュック
ジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』より、作中でのインド~横浜間の道のりを表現した一本。尻軸には主人公が好んだトランプのパターンが刻印されるなど、随所に小技が光る。12万5400円(モンブランお客様サポート)
キャップには道中で出会い旅を共にした象が鎮座!
“革のダイヤモンド”で馬の骨と言わせない
ETiAM[エティアム]
コードバン 名刺入れ
2020年に誕生した注目のレザーブランド。コードバンをより一層引き立てる光沢あるグレージング仕上げに加え、丁寧なコバの仕上げも一級品。名刺は30枚、カード類は4枚収納可能。W11×H7×D2cm。2万2000円(エティアム)
かさばる名刺・カード類もどんとこいな5部屋収納!
※表示価格は税込み
[ビギン2023年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。