キャップ選びの前に、MLB全30球団のチームカラーを知る。
ロゴがカワイイ、色が好き。もちろんそれもキャップ選びの大事な指標です。でも、そのチームの個性やルーツを知れば、被ったときにもっとしっくりくるはず！ アメリカ全土に存在するそれぞれのホームタウンとともに、各チームの特色を再検証しました。
（A）～（O）：アメリカンリーグ（ア・リーグ）
（a）～（o）：ナショナルリーグ（ナ・リーグ）
（A）～（O）
アメリカンリーグ（ア・リーグ）
（A）シアトル・マリナーズ
先頃イチローが球団殿堂入りし改めて話題になった、MLB最北端のチーム。
（B）オークランド・アスレチックス
発足はフィラデルフィア。キャップ人気はヤンキースとドジャースに次ぐ勢い。
（C）ロサンゼルス・エンゼルス
大谷翔平の移籍以降、日本でも多く取り沙汰される、ご存じ人気球団。
（D）テキサス・レンジャーズ
名前の由来は北米最古の公安組織。2020年より、本拠地球場が移転した。
19世紀初頭に生まれた“テキサス・レンジャー”が由来
（E）ヒューストン・アストロズ
高温多湿で蚊も多い土地柄ゆえ、世界初のドーム球場が本拠地になった。
（F）ミネソタ・ツインズ
一見すると何の略称かわからないTCのロゴは“Twin Cities”の頭文字。
（G）カンザスシティ・ロイヤルス
同球団一筋の殿堂入りプレーヤー、ジョージ・ブレットが現在副社長を務める。
（H）シカゴ・ホワイトソックス
復刻ユニフォーム採用ブームの先駆け。人気ではカブスに軍配が上がる。
（I）デトロイト・タイガース
日本の阪神の球団名もここから。工業都市デトロイトに根差す伝統的チーム。
（J）クリーブランド・インディアンス
先住民差別との批判から、“ガーディアンズ”に改称予定。上写真は2021年限り。
（K）タンパベイ・レイズ
当初のチーム名“デビルレイズ”は不吉とされて、創設10年で今の名前に変更。
“デビルレイズ”時代はほぼ全てのシーズンで最下位
（L）ボルティモア・オリオールズ
唯一無二のキャラロゴがコミカル。メリーランド州の州鳥がモチーフ。
（M）ニューヨーク・ヤンキース
あまりにも有名な大人気球団。ワールドシリーズ出場は歴代最多の40回。
（N）ボストン・レッドソックス
現在は澤村拓一が所属。あのベーブ・ルースもヤンキース以前に在籍した。
（O）トロント・ブルージェイズ
現在唯一、米国外を拠点とするMLB球団。試合前の演奏はカナダ国歌。
カナダが本拠地なので試合前は当然カナダ国歌
（a）～（o）
ナショナルリーグ（ナ・リーグ）
（a）サンフランシスコ・ジャイアンツ
同じくカリフォルニアのドジャースは宿敵。試合では“BEAT LA”の合唱が。
スタジアムに響く“ロサンゼルスを倒せ”
（b）ロサンゼルス・ドジャース
詳細は次ページにて。
（c）サンディエゴ・パドレス
詳細は次ページにて。
（d）アリゾナ・ダイヤモンドバックス
“スネークス”の愛称は、ヒシモンガラガラヘビを意味する球団名から。
（e）コロラド・ロッキーズ
本拠地は1600mの高地で、ホームランが最も出やすいスタジアムとして知られる。
（f）セントルイス・カージナルス
チーム名は、ミズーリの州鳥であるショウジョウコウカンチョウの色に因む。
（g）ミルヴォーキー・ブリュワーズ
ビールの街らしく“醸造者”の意。グラブの真ん中にボールというド直球ロゴ。
（h）シカゴ・カブス
“ヤギの呪い”で知られる長い冬の時代を経るも、いまだ人気の衰えない名門。
ヤギとの試合観戦を拒否された飼い主の恨み言が現実になり長い冬の時代を経験。通からは“ヤギの呪い”と知られる
（i）シンシナティ・レッズ
黄金期には、ビリー・ジョエルの歌に登場するピート・ローズが在籍した。
（j）アトランタ・ブレーブス
MLB最古の球団で設立は1871年。今年、26年ぶりにワールドシリーズ制覇。
（k）マイアミ・マーリンズ
本拠地はMLB全球団で最南端。球団拡張政策により1993年に設立された。
（l）ピッツバーグ・パイレーツ
伝説級ヒップホップグループ「パブリック・エネミー」のチャックDも愛用。
レジェンドラッパーであるチャックDにも愛される
（m）ワシントン・ナショナルズ
元はモントリオールが本拠地だったが、2005年に移転して現在の名称に。
（n）フィラデルフィア・フィリーズ
1883年創設の古参。球団名は“フィラデルフィア市民のチーム”という意味。
（o）ニューヨーク・メッツ
本拠地はクイーンズのシティ・フィールド。球団名は“都会者”に由来。
