特集・連載
機械仕事では得られない温もりに“暖々”心が引かれていく!?
超アウターブランド大研究 最先端スペックを搭載した超機能派から一生着られる永久不滅の超クラシック、思わず値札二度見の超コスパな一着まで、“超”一流のアウターばかりを100ブランドから厳選して徹底研究。これさえあれば、もうアウター選びで悩まない、疲れない、オロオロしない。なんせ物価高でイヤになっちゃうよ……な冬ですからね、一番大事なアウター選びは絶対に失敗させません! この記事は特集・連載「超アウターブランド大研究」#16です。
一生モノのニットカーディガン【3Aランバーカーディガン】
シップス 篠原さん・談
これは当時の通常ラインの製品とは異なり、アランニット特有の重さを克服すべく、撚りの甘いブリティッシュウール糸を使うことで軽量化した、シップス限定のハンドアランニット。
軽くなっているとはいえ防寒性は高く、インナーダウンと合わせれば今でもアウターとしても問題なく活躍してくれます。が、そうしたモノとしての魅力もさることながら、やっぱり独特の温もりこそがここの真骨頂。
スコットランドの伝統的なニッティングパターンに基づいて、熟練ニッターが手作業で編み立て、当時は直筆のサインを入っていたんですよ。そんな製作過程を想像して悦に入ることができるアウターなんて、そうそう出会えません。
シップス ディレクター
篠原 渉さん
「手編みしてくれたニッターの愛情がヌクヌクの源です」
【15年モノ】
INVERALLAN[インバーアラン]
3Aランバーカーディガン
インバーアランといえば! な、ポロカラータイプのハンドニットカーディガン。今季からインド製に変わったものの、その質は不変。英国で紡績&染色した上質ウールをインドの熟練ニッターが手作業で編み立て、英国で仕上げ工程を経たハンドニットは、ひとつとして同じものがないアートピースだ。 6万9300円(シップス 渋谷店)
かつては地元のおばちゃんたちが編成
[インバーアランの次なる一手]
カラーインバーで冬も明るく!
INVERALLAN[インバーアラン]
カラー カーディンガン
朴訥な定番色もココらしいけど、今季多数展開されてるビビッドカラーもフレッシュでいい! 着込んでアウター使いしてもよし、インナー使いして差し色効果を期待してもよしの万能選手。各6万9300円(シップス 渋谷店)
地元漁師に愛された生ける工芸品
INVERALLAN[インバーアラン]
Since 1975 イギリス
奇しくもシップスと同じ1975年にスコットランドで誕生した、ど定番ニットメーカー。アイルランド西側にあるアラン諸島で、古くから漁師のために作り続けられてきたアランセーターを参考に、今なおクオリティの高いハンドメイドニットを作り続けている。
※表示価格は税込み
※私物の掲載アイテムは、現在発売している商品と異なる場合がございます。
[ビギン2023年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。