お疲れさまでした〜!! 難解編、あなたは何問正解できた? アウトドア好きとして知られるビギン読者でも、さすがに難しかったのではないでしょうか!? ここではクイズの答えと、その理由や由来についてもう一歩解説します。

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Q.「ドーム型のテント」を世界で初めて開発したブランドは?

A.ザ・ノース・フェイス
[耐風性バツグンの画期的構造!]
米国のリチャード・バックミンスターフラー博士が提唱した〝ジオデシック・ドーム理論〞という難し~い理論を基に、同社が1975年に開発。その理論の奥深さはわからずとも(苦笑)、テントの歴史を塗り替えたのは誰でもわかるはず。開発翌年には早速イギリス・カナダ合同隊のパタゴニア遠征でも使用され、凄まじい暴風雨でも飛ばされなかったという逸話が。

 

Q.「大型バックパック」を世界で初めて開発したブランドは?

A.ケルティ
[建築家兼アウトドアマンが開発]
「フレーム+ショルダーストラップ+ウエストベルト」という大型バックパックの基本構造を、1952年に初めてカタチにしたのが、建築家でもあったこの会社の創設者。同氏はその後もファスナーポケットやバッグ上部のハンドルなど、今では常識となっているデイパのディテールを、多く考案した。

 

Q.「ゴアテックスのシューズ」を世界で初めて開発したブランドは?

A.ダナー
[アウトドアブーツ界の革命児]
1976年に開発されるや否や、すぐさま寝袋やウェア素材として採用されたゴアテックス。この優れた防水透湿素材にいち早く目をつけて、1979年に世界で初めてシューズに使用したのが、すでに全米屈指のアウトドアブーツメーカーとして知られていたこの会社だ。
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Q.「止水ジップのウェア」を世界で初めて開発したブランドは?

A.アークテリクス
[デザイン面での貢献も大!]
今ではすっかりアウトドアギアの定番パーツになっている〝止水ジップ〞(正式名称はウォータータイトジップ)は、じつは1998年に、同社とYKKが共同開発して完成したもの。水をシャットアウトしてくれるうえ、見た目もシンプルになるこの秀才パーツの登場は、アウトドアギアの機能面のみならず、デザインをも飛躍的に向上させた。

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Q.「パッド入りショルダーハーネス」を世界で初めて開発したブランドは?

A.ミレー
[肩痛を解消した最大の功労者]
どんなに重い荷物を運ぶときでも、バックパックがあればラクラク♪……な~んて現代の常識を定着させてくれたのがこの会社。1963年にパッド入りのナイロンショルダーハーネスを開発してくれたおかげで、肩が痛くなりにくく、デイパを長時間ストレスなく背負い続けられるようになったというワケ。
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■革新的機能の生みの親は知っとくべし!
ここに挙げたのはどれも現在常識になっている機能ばかり……のはずが、開発社となると意外と知らなかった人も多いのでは? バッグやテントの基本構造に、水への耐性を高めるブーツ&ウェアなど、今日優れたギアが広まったのはこの企業たちのおかげなのだ。

 

 

Q.パタゴニアのバギーズ・ショーツのポケットが深いのはなぜ?

A.テニスボールをたくさん入れるため
[創業者は意外にもテニス好き!?]
パタゴニアといえば、アウトドア界をリードし続けるメガブランド。その創業者はさぞアウトドア好きなんだろうと思いきや、じつはテニスも好きという事実が判明! ド定番アイテムであるこのショーツも、創業者がテニスをする際に複数ボールを入れられるようにとの思いから、ショーツの裾ギリぐらいまで深く作られたんだそう。

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Q.アークテリクスの3つの定番アウターで、もっとも着丈の短いものは次のうちどれ?

A.ベータ
[短い順にベータ→アルファ→シータ]
幅広い用途に向けて製品開発しているのが同社の魅力。最短のベータは着脱する機会が多いアクティビティ向き、中間のアルファはクライミング向き、最長のシータは本格山岳アクティビティ向き、というように目的別に選択可能だ。(※同社のシェルは通常アルファやシータ等の名前の後に英字が付随し、それぞれ素材もパターンも変わります。ただし今回はそうした素材や種類を分けずに、純粋に着丈だけを比べています)

 

 

【ベータ】

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【アルファ】

 

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【シータ】

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Q.ワイルドシングスの名作デナリジャケットは、実は某セレクトショップと共同開発したものである。それはどこ?

A.ビームス
[本国のカタログにも載っている実話!]
同モデルが誕生したのは1992年のこと。極寒仕様のマカルーJKと、ロング丈のモンブランJK、この2 定番モデルのいいとこ取りをした街向きモデルが作りたい!という思いでビームスが考案したのがキッカケなのだそう。限定としての展開ではなかったので、25年以上経った現在でも変わらず旗艦モデルとして君臨してるわけ。驚きですね。
 

 

Q.ザ・ノース・フェイスのアルパインライトパンツの股間ジップはダブルジップになっている。その理由は?

A.ハーネスなどを着けているとき、上下双方から開くと便利だから
[クイックに用が足せる、地味に嬉しい機能]
男子が登山時に用を足すとき、リュックのウエストハーネスが邪魔になるもの。今作はそれを見越して、上下どちらからも自在に開くダブルジップを採用している。これにより、いちいちリュックを下ろさなくても、快適に用が足せちゃうってわけ。
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Q.破棄される○○のカスをアウターに再利用した技術が話題に。○○とは何か?

A.コーヒー
エコフレンドリーな人たちの間では、コーヒーカス再利用の素材は近年しばしば話題にのぼるトピックス。チャムスではプリント原料に、本来廃棄されるコーヒーカスを再利用。エコに貢献するだけでなく、生産工程での有害物質も削減。

 

Q.今季誕生したゴアテックスの革新的素材。何がそんなにすごい?

A.軽さ
表地/フィルム/裏地の3層構造が基本のゴアテックスだが、その表地をとっぱらった新技術が今業界で話題だ。防水シェルでアークテリクス史上最軽量の120g! また水分を含みがちな表地がないむき出しのため、半永久的に100%撥水が持続する。表地がない分、透湿性も◎。

 

Q.まず折れることがないイーストン社のテントポール素材は、○○にも使われるほど強度が高い。果たして○○とは?

A.飛行機
サイクロンポールと呼ばれる新作ポールの素材は、飛行機でも採用されているのだとか。従来品も信頼度が高かったが、こちらはさらに高い屈曲性と耐久性を備え、強風でもポキッといかないのだ。ちなみにMSR関係者には元ボーイング社開発チームのエンジニアがいるとか。

 

Q.最新アウトドアウェアは軽量化が進んでいますが、その技術のひとつとして生地のつなぎ目にこだわっています。その最新技術を次から選びなさい。

A.熱圧着
正解は熱圧着。糸を使わず、熱で溶かして圧着する技術自体は昔からあるが、圧着部分の幅(細さ)がポイント。ここが細くできればできるほどさらなる軽量化が期待できる。正直小数点何コンマ?の世界だが、その姿勢こそがブランド全体のイメージをしっかり高めるのだ。

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[ビギン2017年5月号の記事を再構成] 写真/植野 淳 文/礒村真介 桐田政隆 黒澤正人 スタイリング/鈴木 肇 イラスト/植竹マッカーサー

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