wook vol.11

あの人のスニーカー裏話!

〈名場面登場モデルは今見てもやっぱりカッコイイ!〉
不朽の名機には時代を築いたカリスマとの蜜月エピソードが付き物。あの人は一体どんなスニーカーと寄り添っていたのか……。知られざる逸話を紐解けば、レトロもフレッシュに愛し抜けるはず。本人たちに直撃取材(※史実に基づいた妄想)してみました!

[1968年]トミー・スミス
×プーマ スウェード

トミー・スミス

メキシコ五輪の200m走で金メダルを獲得するも、黒人への人種差別に対するパフォーマンスを行ったことでメダルを剥奪された、米国の伝説的選手。靴を買うこともままならなかった黒人の貧困について、表彰台の上に靴を脱ぎ置くことで表現した。

Q.表彰式で靴を脱いだ理由は?
A.黒人の貧困を訴えるため

 

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PUMA プーマのスウェード
歴史のひと幕を彩った傑作のDNAを継承

PUMA[プーマ]
スウェード

“ブラックパワー・サリュート”と呼ばれるこの歴史的事件で注目を集めたトレーニングシューズのDNAを継承するのが、こちら。2018年の発売50周年キャンペーンの際は、トミー・スミス氏が広告塔として起用された。 1万1000円(プーマお客様サービス)

[1969年]ジョン・レノン
×スプリングコート G2

ジョン・レノン

音楽界随一のレジェンドは、長らくこのフランスの傑作テニスシューズを愛用。名盤『アビイ・ロード』のジャケ写での着用姿はあまりに有名だけど、なんと愛妻オノ・ヨーコさんとの結婚式でも着用していたという逸話が。フォーマルな場=革靴という既成概念に反した、自由を愛する才人らしいエピソード!

Q.どのくらいお気に入り?
A.アビイロードでも結婚式でも!

 

いっつも履いてんじゃん!

世界一有名な横断歩道のジャケ写
世界一有名な横断歩道のジャケ写でも着用

 

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SPRING COURT スプリングコートのG2

SPRING COURT[スプリングコート]
G2

ジョンに寵愛された60年代当時はまだ本格派テニスシューズだったが、現在では街履きしやすいようにアップデートされている。ただ軽快なキャンバスアッパーや、空気穴を設けたラバーソール等、アイコニックな意匠はジョンが愛した姿のまんま。1万1000円(スプリングコート)

[1984年]『ターミネーター』カイル・リース
×ナイキ ヴァンダル

ターミネーターのカイル・リース

シュワちゃん扮するアンドロイドから主人公サラ・コナーを守るべく、未来から送り込まれた兵士カイル。映画の冒頭でショッピングセンターから名品ヴァンダルを拝借する際、自分の足裏を合わせてサイズを選んでいたシーンは語り草に。ラストで死ぬまで履き続けた、まさに愛機!
 

冒頭からラストまで名作バッシュで逃げ通し

ターミネーターのカイル・リース

Q.盗んじゃダメでしょ!?
A.ヒットしたから許して!

NIKE ナイキのヴァンダル

NIKE[ナイキ]
ヴァンダル

『ターミネーター』公開と同じ1984年に、エアフォース 1の普及版として誕生した名作バッシュ。映画での活躍の影響もあってか売れ行き好調、長らくカルト的な人気を誇ったそうな。参考商品。

[1985年]フレディ・マーキュリー
×アディダス ヘラクレス

フレディ・マーキュリー

伝説的チャリティーコンサート“ライブエイド”において、フレディは白タンクトップにスリムジーンズに珍しいアディダスのスニーカーという出で立ちで、圧倒的パフォーマンスを披露。2018年に公開された彼の伝記映画では、アディダスに当時のモデルを再現してもらったんだそう。

Q.見慣れないモデルだけどなんていうスニーカー?
A.ヘラクレスっていうボクサーシューズ!

 

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ではアディダスに特注

ボヘミアン・ラプソディでアディダスのに特注したへラクレス

adidas[アディダス]
ヘラクレス

80年代に製造されていたボクシングシューズ。フレディはライブ中にステージ上を激しく動き回ることから、それに耐えられるようなスポーツ用のシューズを好んで愛用していたんだとか。

[1986年]『エイリアン2』リプリー
×リーボック エイリアンスタンパー

エイリアン2のリプリー

2122年の未来を舞台にした名画で、シガニー・ウィーバー演じる主人公リプリーは、同作のためにリーボックが製作したエイリアンスタンパーを愛用。靴紐ではなくベルクロである理由は、エイリアンの手がツルッと滑り落ちてしまうシーンの説得力を強めるためだったそう。

エイリアン2のリプリー

Q.なんで紐じゃなくてベルクロ構造?
A.ラスボスがつかみにくいように!

 

映画をキッカケに実世界で販売されると超絶ヒット

Reebok リーボックのエイリアンスタンパー

Reebok[リーボック]
エイリアンスタンパー

映画のヒットを受けて翌1987年に同社が劇中のモデルを再現し、数量限定で市販化すると、マニアの争奪戦が勃発。現在は日本のブランドのマウンテンリサーチによって時折復刻されており、今後も予定あり。
 
※表示価格は税込み


[ビギン2022年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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