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お洒落インテリア転生プロダクト5選

エコをひけらかさない品性こそ廃センスの鍵!

これまでも廃材を用いた家具というのは存在していて、エコ意識の高まりとともに一大ジャンルを築いてはいました。でも、思い浮かぶモノといえば、傷が目立ったり塗装が剥げていたりと、古さを楽しむものが主流──。ここに最近、変化が生まれているのです!

「トレンドは廃棄物を加工して原料として使用、別の価値を与えて循環させる“アップサイクル”。名門ブランドも、当然のようにこの取り組みを行っています」とは、インテリアに精通するフリーPR勝山さんの談。

さらに、先端をいくそれは「これみよがしでない」点で共通。リサイクル素材の味を生かしつつ、あえて強調しない品性がセンスの要なのです。

そんな基準を満たす、いいネ!転生プロダクトが上写真の5つ(チェア、フラワーベース、食器、ペンシル、デスク)。何の廃材がどれに転生したか、わかります?
 

写真は元の素材。それがどう転生したのか……わかるかなぁ?(笑)。

リサイクル素材

 

実はね……という奥ゆかしさも、持つ喜びにつながります

フリー PR 勝山龍一さん

フリー PR
勝山龍一さん

インテリア好き御用達、アクメ ファニチャー&ジャーナル スタンダード ファニチャーのプレスを経て独立。部屋作りに並々ならぬこだわりを持つ一方、キャンプにも精通する。

1.デニムをリサイクル

デニムの端切れ
元々はデニムの端切れでしたが……

abode アボードのデニムデスク
転生するとデスクに!

abode[アボード]
デニムデスク

エドウインのジーンズの製造過程で生じる端布を、反毛という技術で綿状に加工。ボード状にしてリサイクルした、正真正銘のデニムデスク。意外やシンプルモダンな顔ゆえ、部屋のテイストを選ばないのもポイント高し。W62×H60×D40cm。5万2140円(アボード)

2.カプセルをリサイクル

コーヒーカプセル
元々はコーヒーカプセルでしたが……

CARAN d ACHE カランダッシュのカランダッシュ+ネスプレッソフィックスペンシル2mm
転生するとペンシルに!

CARAN d’ACHE[カランダッシュ]
カランダッシュ+ネスプレッソフィックスペンシル2mm

ネスプレッソの使用済みアルミカプセルをリサイクル。定番のいわゆる芯ホルダーに仕立てた一本は、芯にもカプセルから回収したコーヒーかすを25%配合。とことんエコに配慮しつつも押しつけがましさがない、まさに廃センスの鑑なり。7700円(カランダッシュ)

3.プラスチックをリサイクル

プラスチック
元々はプラスチックでしたが……

Maximum マキシマムのグラヴェネ
転生するとチェアに!

Maximum[マキシマム]
グラヴェネ

産業廃棄物のプラスチック粉を再利用。二度とゴミにならないようにとの願いを込めて、ハンドメイドで命が吹き込まれた仏発の椅子は、カンヌ映画祭のラウンジや、COP21の会議にも使われた実績あり。W415×H825×SH460mm。5万3900円(ダコタプラネッツ)

4.ガラスをリサイクル

ガラス
元々はガラスでしたが……

iittala イッタラのアルヴァ・アアルト コレクション ベース 160mm リサイクルエディション
転生するとフラワーベースに!

iittala[イッタラ]
アルヴァ・アアルト コレクション ベース 160mm リサイクルエディション

1936年に発表、翌年のパリ万博にも出品された傑作ガラスベースを、リサイクルガラスで。この製品は、今なお昔ながらの手吹きによって製作される。原料のガラス次第で多彩な色合いが生まれるのも見どころだ。約W(最大)195×H160mm。2万9700円(イッタラ)

5.コーヒーかすをリサイクル

コーヒーかす
元々はコーヒーかすでしたが……

KAFFEEFORM. カフェフォルムのカプチーノ カップ&ソーサー
転生すると食器に!

KAFFEEFORM.[カフェフォルム]
カプチーノ カップ&ソーサー

廃棄されるコーヒー抽出かすを再利用、生分解性ポリマーとともに成形してカップ&ソーサーにした、輪廻転生を地で行く一品。まんまコーヒーの色ってのもさること、イイ香りがするのもオツでしょ? カップΦ95×W115×H58mm。セット価格4180円(スペースジョイ)

インテリア・未来へのこぼれ話【コーヒー】
おうち時間が増えたこともあって、コーヒーそのものの需要が高まっている昨今。コーヒーかすの有効活用法も注目され、観葉植物の肥料にしたり、乾燥させて脱臭剤として用いるなど、部屋作りに活用している人も多い。“入浴剤”にする秘技もあるとか。

 

お気づきですか? これらが“ハイ(廃)センス”だということを!

転生プロダクト
 
※表示価格は税込み


[ビギン2022年3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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