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新型コロナウイルスが広まり早2年以上。自由に旅行!な〜んて話はもう少しおあずけになりそう。ただ……我慢すれば我慢する分だけ、将来の遠出もトクベツになる予感がします。ならば、その日を夢みていまから妄想を膨らませておこう♪

そこで、はじまったのがこの企画「あなばの番です」縮めて「あな番」。毎週事件が起こる本家よろしく、毎回一度は行ってみたくなる穴場をピックアップ。地元民御用達のお店や旅好きが訪れるような㊙︎スポットをビギン目線のセレクトでご紹介していきます。

今回は茨城県。穴場として紹介する第3のスポットは霞ヶ浦の湖畔に佇む古民家ゲストハウス「江口屋」です。

築110年の造り酒屋を改装
第3の穴場:ゲストハウス「江口屋」

茨城県の南東部にある「霞ヶ浦」。国内で2番目に大きい湖で、夏は純白の大きな帆を張って進む帆引き船、冬は渡り鳥の群れの光景が風物詩として有名です。第3の穴場に選定したのは、そんな霞ヶ浦のほど近くで営業している「江口屋」。明治後期に建てられた造り酒屋をリノベしたゲストハウスです。

さて、このプロフィールを踏まえるだけでも温故知新な魅力の溢れる宿であることがわかりますが、なにやら「最高の朝に出会える宿」として有名であるとのウワサをキャッチ。それっていったいどんな朝?ということで、その答えを編集部タケイ&ライター妹尾で調査しちゃいます。

疑惑編
「最高な朝」を迎えられる?


改装する前の造り酒屋の屋号から名前をとった「江口屋」。最寄りのICから車で約30分の立地にあり、いわゆる映画のなかで描かれる田舎のような、のんびりとした雰囲気に包まれています。造り酒屋というバックボーンをそのまま活かした佇まいに、入る前からワクワクが収まりません。

ヒントは建物のなかに隠されているはず!(編集部タケイ

朝風呂、朝飯……。なにかトクベツなサービスがあるのかな?(ライターセノオ)

調査編
想像以上に造り酒屋の歴史を感じる

受付でチェックインをすませると、ふんわりと木の香りがする落ち着いた和空間が広がります。造り酒屋時代に使われていた看板や瓶などが一部再利用されており、内観にも歴史を感じられるポイントがたくさん。ロビーには食事やほかの宿泊者とのコミュニケーションを楽しむ共有スペースも設けられており、ホテルというよりもシェアハウスに泊まりに来たような感覚です。

プライベートルームは畳の間とフローリングの間の2種類。どちらの部屋も和モダンな内装で清潔感があり、1室8畳程度の広さなので、友人やカップルと一緒に泊まるには十分です。

田舎ならではのアウトドア体験ができる

「江口屋」の裏庭では、薪割りや石釜で生地から作るピザ作りを体験することができます。キャンプやレジャーとはまた違った外遊びを楽しめます。補足ですが、「江口屋」から徒歩3分の場所に昔なつかしい茅葺き屋根の家屋が一件あります。あの有名なauのCMシリーズの撮影現場かも⁉︎と、コアなファンたちの間では有名なんだとか。

地元の食材を使った夕食に舌鼓

かすみがうら御膳 / 2,750円(税込) 白魚と野菜の酢の物 /季節野菜の煮浸し /わかさぎと蓮根のフライ /蓮根豚のしゃぶしゃぶ /ふくまる厳選米のごはん /季節の果物

オプションで3つのコースから夕食をオーダーできます。なかでもオススメなのが、かすみがうら御膳。実際に食してみましたが、メインの常陸牛のしゃぶしゃぶは脂に甘みがありとても美味。ただ個人的には、茨城の名産品である蓮根のフライや地元の野菜と霞ヶ浦のシラウオで作られた酢の物に感激しました! 食材について教えてくれた地元の事業者さんもウェルカム体制で暖かく迎えてくれ、心まで大満足です!

食後はレトロなタイル張りの湯船に浸かって、そのままプライベートルームへ。翌朝に期待と願いを込めて、アラームをAM6時にセット。「最高な朝」についてなにも情報を掴んでいないのに……とりあえず就寝です(笑)

真相編
心を浄化する美しい日の出


到着したその日から、すっかり心を満たされてしまう「江口屋」での時間。この満足度をさらに上回る「最高な朝」とは、いったいどんな朝なのか。それは早起きをした人にだけギフトされるスペシャルな景色です。

霞ヶ浦の湖に昇る朝日がキレイすぎる!

「江口屋」の1番の魅力は、宿に居ながら日の出を拝めることです。しかも光景をさえぎる余計な建物や植物もありません。朝の澄んだ空気のなかでみるオレンジ色のやわらかな光は、何者にも代え難い美しさがあります。

釜炊きごはんと地野菜の朝食も

1日のはじまりを美しい日の出と共に迎えたら、その後はお楽しみの朝食の時間。かまどで炊いたホカホカご飯に、かすみがうら市の麹屋さんが手作りした味噌を使ったお味噌汁など、新鮮な霞ヶ浦の食を堪能できるメニューで英気を養えます。

朝食を待っている間に!


「江口屋」では宿泊者に無料でレンタサイクルサービスも実施中。近くにナショナルサイクルロードに指定された「つくば霞ヶ浦りんりんロード」があるため、朝食にありつけるまでの時間、のんびりと自転車で霞ヶ浦の景色を楽しむのもアリ!

自然を身近に感じられる最高な宿泊体験ができますね!

宿泊費もお手頃だし、間違いなく穴場決定です!

忙しない日常からの解放!

明治創業のつくり酒屋を改装し、2020年にオープンした古民家ゲストハウス。霞ヶ浦に登る朝日や地元で採れた食材を使った朝食など、自然からの恩恵を活かしたサービスを堪能できる。全館WiFi完備のため、ワーケーションにも最適だ。

住所:茨城県かすみがうら市坂895番地1
アクセス:常磐線自動車道「土浦北IC」「千代田石岡IC」より車で約30分
定休日:月曜定休(チェックイン/15:00~21:00 チェックアウト/~10:00)
部屋数:3室(1室4名まで対応可)
080-9095-7800

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