wook vol.11


東京五輪以降、さらに人気を増した「スケートボード」。堀米選手をはじめとした、日本勢のメダルラッシュの効果もあってか、心なしか街にもスケーターが増えているような気がするし、90年代の一大ブームを経験した世代はもちろん、大活躍した選手たちと同年代であるZ世代的にも、やはり気になってしまいますよね。とはいえ、実際に始めるのは、ハードルがやや高め。ならばモノ・ファッション誌ビギンならではの視点で。まずはスケートボードシューズ、通称スケシューを履いて、スケーター気分を味わってみればいいじゃない!

ってなワケで、この連載では定番から新作までブランド別にスケシューをご紹介! いずれもスケボーに対応するクッション性がありグングン歩けるし、カルチャーを感じるデザインに男心も掴まれる。とはいえ、一口にスケシューといっても種類はマジで豊富。「ぶっちゃけ、合わせ方がわからない…」なんて方に向けて、ビッタビタにハマるスタイリングもご紹介!

いつもの装いにプラスするだけで、テクニカルなトリックよろしく、ちょうどいい塩梅の小技が効いた装いに。街でも滑らないゴン攻めな大人ストリートスタイルが簡単に出来上がるのがスケシューの魅力。ってわけで、第3回目の今回はスケートカルチャーに欠かせない「VANS」。オールドクラシックな面構えにキュン死です!

Vans

「ヴァンズ」は1966年ポール・ヴァン・ドーレンと3人のパートナーによって創業。ブランド名の由来もそこから。元々はスニーカーのカスタムオーダーをとるベンチャー企業だったが、1975年に誕生したスケート界のパイオニア「Z-BOYZ」のメンバーがヴァンズ愛用者だったこともあり、シューメーカーとしてその実力と人気を不動のものに。オールドスクールなデザインとスケーター思いの履き心地を兼備したシューズに、現在もファンが多数。

スケートボーダーによるスケートボーダーのための一足
スケートハーフキャブ92(ブラウン)

スケートボード界のレジェンドと称される「アンドリュー・レイノルズ」とのコラボ作。既存のモデルをさらにタフな構造にアプデした「スケートクラシック」の一足で、定番「ハーフキャブ」をベースに木型からディテールを再設計しています。簡単に説明すると、オリジナルと比べて大きな変更点は2つ。1つ目はアッパーに内蔵されている補強素材“DURACAP”の柔軟性がUPしたこと。蒸れが発生しないようポジショニングも最適化。2つ目はふかふかのカップインソール“POPCUSH”や、溝を深くしたラバーソール“Sick Stick”を搭載し、クッション性がUPしたこと。まさにスケーターの気持ちを反映した最高ランクのモデルといったところでしょう。

“スケートハーフキャブ92”をワードローブに落とし込むなら……王道ストリートにアランニットをプラス

インバーアラン × シップスのカーディガン5万7200円(シップス 渋谷店) ハリウッド ランチ マーケットのパーカ2万3200円(ハリウッド ランチ マーケット) ディッキーズのパンツ5500円(カウンター)

スケーター色の強い「スケートハーフキャブ」を街で履くなら、やはりパンツは「ディッキーズ」で。トップスにはスウェット!と言いたいところですが、上品にまとめるのが今っぽく仕上げるポイント。ボリュームのあるアランセーターを羽織り、パンツは微光沢のあるフレアタイプをチョイスしましょう。全体のトーンは白やベージュに抑えて。すると90年代のスケートカルチャーを彷彿とさせる、ゴールドブラウンのスエード&ヘビーキャンバスのボディと好相性で、街でも通用する大人のストリートスタイルが出来上がり。

スペシャル感も満載!

フレアパンツと合わせても、見劣りしないボリューム感!

デザイン的に注目したいのは、通常なら内側についているはずの黒いタンについたタグ。そこにはレイノルズ氏の“World’s No.1 Skateboarding Shoe”というメッセージがプリントされており、加えて「スケートクラシック」を象徴するチェッカーボード柄は赤色に変更されています。サイドに配されたラベルも相まって、スペシャル感は満載。定番に見えて、実はそうじゃない。そんな一足だからこそ、大人な装いに最適ってわけ!

隠れた名品がアプデして堂々の復刻!
スケートシド(黒のソール白)

「シド」は1995年にリリース。ちょうど各シューズメーカーが装飾性やボリューム感を競い合っていた時期で、シンプルなローテクデザインの「シド」は流行の逆を行くモデルとして、コアなファンを中心に認知を獲得。2018年にストリートブランドとして不動の人気を誇る「シュプリーム」とのコラボモデルが発表され、その名を世の中に広く知らしめました。本作はオリジナルの復刻版で、ブランドの最新ディテールを搭載しながら当時のデザインを忠実に再現。アッパーに採用されたスウェードの照り具合や刺繍ロゴデザインなど、シンプルながら存在感のある一足に仕上がっています。

“スケート シド”をワードローブに落とし込むなら……マリン風味のクリーンなストリートスタイルに

ボーダー柄のバスクシャツはマリンスタイルの鉄板。ワーク系のアイテムとも相性がいいし、無地の淡白な装いにもアクセントを加えられる。誰もが1着持っていると言っても過言ではないアイテムです。しかし油断をしていると、行き過ぎたほっこり感を漂わせることも……。そこでオススメなのがスッキリ顔の「シド」。マリン×ストリートを足元から組み立てていけば、自然と洗練された雰囲気に。黒を基調にして全体をまとめると尚更カッコいい仕上がり。今回はダウンベストのスタイルを提案していますが、本格的な冬を迎える頃にはメルトンのPコートを合わせてマリン要素を強めにしても良さそう!

古着好きのスケートボーダーから意見を拝借!
ウェイビー(黒)

2021年の夏、多彩なプレイスタイルで人々を魅了する「タイソン・ピーターソン」の意見を参考に、ヴァンズが一から製作した新モデル。アッパーに、通気性・屈強性に優れた半透明のメッシュクォーターと、耐久性を高める“DURACAP”内蔵のトゥキャップを組み合わせた、まったく新しい構造を採用しています。シューズ内側には“LuxLiner”を備え履き心地もバツグン。まるで靴下のように足にフィットします。また同氏は古着好きでも知られており「ウェイビー」はデザイン的にもユニーク。ブラックを基調としたボディに、赤、黄、緑を取り入れたポップな印象。耐久性、クッション性そしてファッション性、全てを兼ね備えたスーパールーキーです。

“ウェイビー”をワードローブに落とし込むなら……上下スウェットのコク増し要員として

ヴァンズのお馴染み「ジャズストライプ」がサイドに走っている「ウェイビー」。クラシックな雰囲気も持ち合わせていながら、新作ならではのトクベツ感も満載。特にコーデュロイの生地が採用されたというヒールとか。タイソンがコーデュロイパンツを好んで履いていたことからデザインに取り入れられたらしい。そこには同氏のサインも入っていて後ろ姿までお洒落! もちろん異素材使いが目を引くアッパーのカラーリングも、本作ならではの魅力でしょう。ゆえに合わせるなら、上下スウェットのコク増し要因として。仕立ての良い上質なコートを上からバサッと羽織れば、足元にピリッとスパイスの効いた品のいいストリートスタイルが完成します!

【掲載スニーカーのお問い合わせ先】
ヴァンズ ジャパン
☎03-3476-5624


写真/星川 洋嗣 文/妹尾 龍都 スタイリング/コダン

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