特集・連載
古着が導いてくれた!? 食卓に華を添えてくれるアメリカのポップな器3選
お洒落な人が好きな“器”が見たい! SNSにアップされている美味しそうな料理写真の数々。料理はともかく、盛り付けられているその器、どこの〜?ってこともしばしば。そこで今回は“器”に焦点を当て、お洒落に敏感な業界関係者にリサーチ! すると、さっすがセンスのいいチョイスばかり(驚!!)。いつもの手抜きご飯も、器を替えるだけで映える料理に!? この記事は特集・連載「お洒落な人が好きな“器”が見たい!」#08です。
原色使い大国アメリカが育んだポップな器たちは、米国のファッションカルチャーに興味を持つ服好きなら、誰もが焦がれるはず。タフを第一優先とする堅実派にもオススメ!
愛用器を紹介してくれたのは
バルクオム Special Retail Division Division Manager 木下達哉さん
メンズスキンケアを拡大すべくホテルとサロンを対象にした事業運営を行う木下さん。割れにくく丈夫なフィエスタが大のお気に入り。
「差し色効果が食卓に華を添えてくれるんです」―木下さん
「今思えば古着が器に導いてくれたのかもしれません」と懐古する木下さん。「まだ20代前半の頃、通いつめてた古着屋には大抵ファイヤーキングが置かれていて、“これ渋いじゃん!”って」。
それから約15年、食器はこの米国の定番ブランドに落ち着いたそうで、「逆に言うとアメリカンなのは食器のみ! それ以外のインテリアは黒か白のモノトーンで統一してるんです」。
モノトーンの家具と相反する明色の器を山ほどストック
「普段メイン使いしてるのも、チャコールグレーのフィエスタ。で、小鉢とかだけ色物を使うのが自分流。すると小鉢が差し色効果を発揮してくれて、食卓がセンスよく見えるんです」。
今では3ブランド合計でウン十枚の器を収集。「重たいから最初は妻もブーブー言ってたんですけど、分厚くて割れにくいし食洗機に臆せずかけられるし、子どものおやつ入れにもベストだしと、今では実績で納得してくれてます」(木下さん)
1.Fiesta[フィエスタ]
1931年の創業以来、メイド・イン・USAを貫く。シンプルかつモダンなデザインが評価され、かのスミソニアン博物館にも収蔵されるなど、アートピースとして愛でる玄人も多数。
フィエスタはかのアンディ・ウォーホルが蒐集していたことでも著名。彼の死後はそのコレクションが競売にかけられ、超絶高値に。
普段3ブランドの中でも、バリエ豊富なフィエスタの器をメイン使い。スタンダードプレート1584円~(dbfトレーディング)
2.Fire-King[ファイヤーキング]
オハイオ州のアンカーホッキング社が、1941年から1986年まで展開していたキッチンウェアブランド。丈夫なミルクガラス製品が十八番で、ヴィンテージ好きの間でも知られた存在。
言わずと知れた傑作、ジェダイのマグカップ3520円~(ファイヤーキングジャパン)
3.Bauer Pottery[バウアーポッタリー]
135年以上の歴史を持つ、アメリカの老舗陶器メーカー。カリフォルニアの自然から着想を得た美しすぎるカラーリングで、世界中に信者を獲得。一つ一つ手作りされているのもロマンを感じるところ。
リング状のラインが際立つ&十八番ともいえる厚手で割れにくい。カップ&ソーサー5720円(セルストア)
※表示価格は税込み
[ビギン2021年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。