特集・連載
専業じゃないからこそのオンリーワン! イケてる服ブランドのスニーカー新鮮力分析
脱ありきたりのスニーカー選び これ見よがしなレアスニーカーなんて今さら欲しくはないけれど、結局当たり前の定番に落ち着いて他人とカブって思わずあちゃ~って経験ありません? 友人や同僚と同じスニーカーだった日にはなおのこと。せっかく買ったのに(涙)。ヒネクレたのは嫌だけど、ありきたりはもっと嫌! だからお洒落な人ほど「スニーカー選びは難しい」と答えるわけです。休日はほぼスニーカーだより、平日もスーツにスニーカーが主流の今、一億総スニーカー時代の一番使えるスニーカーは何だ?を探ります。 この記事は特集・連載「脱ありきたりのスニーカー選び」#20です。
スニーカーブランドの定番もイイですが、目新しさを重視するなら、今をときめく服ブランドのモデルも見逃せません。トレンドを巧みに取り入れたデザインといい、語れるウンチクといい、専業とひと味違う唯一無二の個性が着こなしに春一番を吹き込みます!
[どこそれ!?度]スニーカー通に突っ込まれる意外性こそ新鮮さの大事な決め手。
[履き回し度]幅広いコーディネートに合わせやすいモノであるほど、高ポイント!
[インパクト度]スニーカーに求められるのはコーデのマンネリを打破する存在感。
[語れる度]ブランドの歴史や物作りの背景など。購入する際の安心感にも直結。
[イバレル度]イバりたくなる、ヒネリの効いたディテールやギミックなどの要素。
他人とカブりにくい&服好き視点の秀作揃い!
スタイリスト
近藤有倫さん
海系ヴィンテージの名手によるナイスパイピング!
KAPTAIN SUNSHINE×SUPERGA[キャプテン サンシャイン×スペルガ]
トレーナー ロウ
「海の男のユニフォーム」をテーマの一つとするブランドが、老舗シューメーカーにデザインから別注したコチラは、伊軍トレーナーをモチーフとした形状にパイピングをMIX。履き口が高めに設定されているのもスマートに見える所以。シンプルなローテクゆえ、履き回し力はバッチリだ。1万1000円(キャプテンサンシャイン)
デニム合わせでも白パイピングでひとクセつきます
どこそれ!?度:4、履き回し度:5、インパクト度:3、語れる度:5、イバレル度:4
アメトラの老舗ならではの品格UPツートーン
Brooks Brothers Red Fleece[ブルックス ブラザーズ レッド フリース]
スウェード カラーブロック スニーカー
上品なテニスシューズ風のデザインもさることながら、グレー×ブラウンのカラーブロックを組み合わせたファッションコンシャスなカラーリングも同ブランドらしい。上質スウェードが生む大人っぽい雰囲気やソフトな履き心地もポイント。デニムやチノはもちろん、セットアップにも。1万2000円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
シンプルなセットアップ姿の足元にピッタリ
どこそれ!?度:4、履き回し度:5、インパクト度:4、語れる度:3、イバレル度:4
側面の切り替えが目新しさイナズマ級!
HYSTERIC GLAMOUR[ヒステリックグラマー]
クラシック ハイカット スニーカー
クラシックなバッシュを基にした定番モデルは、鮮やかなグリーンのスウェードやイナズマを象ったサイドの切り替えが抜群のインパクト。手間暇をかけたヴァルカナイズド製法の他、スムースレザーのしなやかなライニングとクッションパッド入りの履き口による履き心地のよさもお見事だ。2万4000円(ヒステリックグラマー)
ビビッドなグリーンが着こなしのハズシに
どこそれ!?度:5、履き回し度:4、インパクト度:4、語れる度:4、イバレル度:4
山でも街でもキマる!都会的サンドベージュ
SALOMON×and wander[サロモン×アンドワンダー]
サロモン クロスハイク フォー アンドワンダー
都会に似合うアウトドア服の巧者が目をつけたのは、仏ブランドの先進ハイキングシューズ。象徴的なリフレクター、メッシュ、シームレス設計など随所をアンドワンダー流に渾身アレンジ。サンドベージュのワントーンカラーと相まって、都会的なムード漂う一足に仕上がっている。3月発売予定。2万4000円(アンドワンダー)
アウトドアはもちろんキレイめ服とも好相性
どこそれ!?度:4、履き回し度:4、インパクト度:4、語れる度:4、イバレル度:5
英国伝統の撥水素材がまさかのハイテク化
Traditional Weatherwear×SPECTUSSHOECO.
[トラディショナル ウェザーウェア×スペクタスシューコー]
オールウェザーライト
竹ヶ原敏之介氏のシューズブランドとのコラボ作。見所はトラディショナル ウェザーウェア伝統の撥水加工が施された高密度ナイロンのアッパー。紐を結ぶ必要がないパーツや伸縮性のあるシューレースなど快適性も高水準だ。ロゴなどが省略されたミニマルなルックスや汎用性の高さも◎。2万5000円(トラディショナル ウェザーウェア 青山メンズ店)
上質なナイロンゆえカジュアルでもドレスでもハマる
どこそれ!?度:4、履き回し度:5、インパクト度:3、語れる度:4、イバレル度:5
奇才渾身のぽってりスニが’90s仏軍トレーナー風に!?
Nigel Cabourn×Maison MIHARA YASUHIRO
[ナイジェル・ケーボン×メゾン ミハラ ヤスヒロ]
ランニングトレーナー
日本のモード界の奇才が手掛ける個性派スニーカーを世界的ヴィンテージコレクターがアレンジする、人気コラボの第5弾。’90年代フランス軍のトレシューをベースにした今作は、ビビッドな色使いが差し色に値千金だ。アイコンであるかかとのブロードアローなど、語れるディテールも見逃せない。3万5000円(アウターリミッツ)
過去コラボより濃厚! シンプルなスタイリングに一点差しがおすすめ
どこそれ!?度:4、履き回し度:3、インパクト度:5、語れる度:5、イバレル度:4
異形のダブルソールをヌバックで上品アレンジ
marka×ARKnets[マーカ×アークネッツ]
ダブルソール トレイルランナー “オックス”―ヌバック―
厚底ビブラムソールを装着したキャラ立ち靴は、日本の職人技が光るマーカと栃木発のセレクトショップの共演によって生まれた。クッション性とグリップ力の高さは言わずもがな、アッパーの上質なヌバックレザーのおかげで印象はあくまで大人っぽい。ローテク顔ゆえ汎用性も文句なしだ。4万1000円(コーナーズアーク)
ボリューミーな見た目は、主役にもってこい
どこそれ!?度:5、履き回し度:4、インパクト度:4、語れる度:4、イバレル度:5
※表示価格は税抜き
[ビギン2021年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。